2002年1月、パキスタンで取材中の一人のジャーナリストがイスラム過激派組織によって誘拐され、ビデオでのメッセージを残して殺害された。男の名はダニエル・パール(ダン・ファターマン)。ウォールストリート・ジャーナル紙の記者であった。自身もジャーナリストであり、ダニエルと共にパキスタンに赴いていた妻のマリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)は事件の真相、救出を試みる人々の葛藤、そして何より夫への愛を一冊の手記に綴った。事件当時、マリアンヌのお腹の中におり、ダニエルがその腕に抱くことが叶わなかった息子に、父の姿を伝えるために――。世界に衝撃を与えた誘拐事件を、ダニエル・パールの妻の手記に基づいてアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化。ブラッド・ピットがプロデューサー、マイケル・ウィンターボトムが監督を務める。
マイケル・ウィンターボトム