歌って踊るグリー部に所属する高校生たちが、山あり谷ありの青春ハイスクールライフを送る大人気ドラマ「glee」。そのシーズン3のDVD発売を記念し、今月は海外ドラマと音楽の素敵な関係に注目! 「glee/グリー」における音楽の役割と魅力に迫りつつ、音楽と密接な新作ドラマから音楽をフィーチャーした人気ドラマのエピソードまで、歌って踊れる作品たちを紹介していきます。いまや世界的な人気を誇るドラマとなったものの、シリーズ開始当初はプロデューサー陣もこれほどのヒットは予期していなかったと言う「glee/グリー」。成功を収めたいま、「音楽が人々を強く結びつけているんじゃないかな」と番組クリエイターのライアン・マーフィーは語ります。「番組を始めた頃の僕らは、全くの負け犬だと思われていた。それが今や、番組内で大きく取り上げたマドンナやレディー・ガガに気に入ってもらい、感謝のコメントをもらえるまでになった。大好きなポール・マッカートニーが番組に興味を示してくれたのにも驚いたね」。グリー部の課題として部員たちが取り組む楽曲はもちろん、その時々の心情に合わせて登場人物たちが口ずさむものまで、ドラマを彩る名曲や旬のヒットソングが人気に拍車をかけているのは紛れもない事実。名前の挙がったポール・マッカートニーを始め、アーティスト側から自曲の使用を提案されることも多いとか。「ただし、使用する曲は自然な流れで選んでいることが多く、お気に入りの楽曲やアーティストをあらかじめ想定するようなことはしないんだ。まずはストーリーを分析し、エピソードのテーマと向き合う。それぞれのキャラクターが何を経験しているかを把握した上で、頭にふっと浮かんでくるものを選ぶことが多いね」。「説明しがたいけど、それがとても自然な流れ」とライアン本人も少々戸惑いながら言い表すプロセスを経て、視聴者をぐいぐいと引き込む展開が出来上がっているのはお見事! ミュージカルのプロデューサーとして数々のブロードウェイ作品を手がけた経験を持ち、「glee/グリー」では製作総指揮を務めているダンテ・ディ・ロレートが付け加えます。「ライアンは『glee/グリー』における音楽の天才。彼は頭の中に音楽の百科事典を持っているような人だから、ブロードウェイの曲であれ、レディー・ガガの歌であれ、彼は何でも知っているんだ」。しかも、ライアン・マーフィーの頭の中にある音楽辞典は、あらゆる年代を網羅している様子。「glee」が幅広い年齢層に愛されるドラマとなった理由を、ダンテ・ディ・ロレートはこう分析します。「僕たちプロデューサー陣が気に入っている80年代の曲は、若い世代には知られていない。けれど、親と子が番組を一緒に見た場合、親は80年代の曲を聴いてノスタルジーに浸り、子供は初めて聴いたことで胸を高鳴らせる。1つの曲から2つの反応が生まれるわけだけど、それがみんなを1つに結びつけることになるんだ。例えば、バーブラ・ストライサンドの『ファニー・ガール』('69)を20代のキャストたちは知らないし、映画を観たこともない。でも、撮影を通して曲を聴いて、すごく好きになったと言っていたんだ。あの曲に込められた感情を感じることができたそうだよ。逆に、レディー・ガガやケイティ・ペリーの曲を聴いたことがない人だって、何百万人といると思う。若い世代から年配の世代へ伝えたり、年配の世代から若い世代へ伝えたり、両方の方向で伝え合っているということだね」。次回も、「glee/グリー」における音楽の役割をクローズアップ。登場キャラクターたちが魅力的なのも、ゲスト出演者が豪華なのも、実は音楽のおかげ!? さらに、音楽にとってダンスは切っても切れない重要なもの! ダンスシーンを手がける振付師のザック・ウッドリーにも話を聞きます。「glee/グリー シーズン3」DVD<セル>「glee/グリー シーズン3 DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリー シーズン3 ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中<レンタル>「glee/グリー シーズン3」Vol.1〜Vol.6レンタル中「glee/グリー シーズン3」Vol.7〜Vol.11 11月16日(金)よりレンタル開始発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:http://video.foxjapan.com/tv/glee/© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
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