米インディペンデント映画界の巨匠ジム・ジャームッシュ監督が7年間温めていた、吸血鬼のラブ・ストーリー『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』。トム・ヒドルストン&ティルダ・スウィントンの共演が話題となり、本年度カンヌ国際映画祭でも絶賛を博した本作の予告編が解禁となった。アンダーグラウンド・シーンでカリスマ的人気を誇る伝説のミュージシャンとして何世紀も生き続けるアダムと、彼の永遠の恋人であるイヴ。本作は、何世紀も愛し合いながら、現代の21世紀でひっそりと生きる吸血鬼の恋人たちを描く、スタイリッシュでファンタジックなラブ・ストーリーだ。孤独と闇の世界でしか生きられない吸血鬼であり、永遠の恋人同士を演じるのは、イギリス人俳優トム・ヒドルストンと、ジャームッシュ作品の常連ティルダ・スウィントン。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』や、『アベンジャーズ』の人気キャラクター・ロキ役で広く知られるようになったトムだが、本作では新境地ともいうべく吸血鬼のセクシーな姿を披露。そこに神秘的ともいえるティルダの中性的な容姿が重なり合い、“21世紀最高に妖しくエレガントで美しい吸血鬼のカップル”を体現する。予告編では、そんな二人に『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカ演じる、破天荒なイヴの妹エヴァが絡み、“何か”が起きそうな展開が匂わされていることにも注目だ。また、今回解禁となった予告編は、もちろん日本向けにつくられたものだが、その制作過程においてはジャームッシュ監督本人から細かな指示が飛び、何度もやりとりが重ねられたという、こだわりの映像。ジャームッシュ監督にとって『リミッツ・オブ・コントロール』以来4年ぶりの新作で、“集大成的作品”とも言われているだけに、本作に対する並々ならぬ思い入れと、作品の世界観を徹底的に追求する彼のアーティスト志向を強く感じさせる仕上がりとなった。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は、12月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開。
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