【ドラマニア】1月クールスタート！ 2014年は“推理ドラマ”が大混戦!?
2014年が始まりみなさんいかがお過ごしですか？ 新年のスタートとも言える1月ドラマ。今回は“推理モノ”がおおよそを占める、面白いクールとなりました…
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そこで今日は、そんな数ある推理ドラマたちをさらに細かくジャンル別に分けて、ご紹介していきますよ。あなたはどんなときにドラマをご覧になりますか？ ご自身の気分に合わせて、セレクトしてみてくださいね。
■事件と言えば――
やはり“警察”を舞台とした「S」や「取調室」がアツイ！
初回の放送を終え、「S－最後の警官－」が視聴率トップ（18.9％）をマーク。本作は、ドラマや映画の影響でも昨今広く知られているSAT＝特殊部隊、SIT＝特殊捜査係に続く新たな「S」として設置された警察庁特殊急襲捜査班を舞台に、向井理さん＆綾野剛さんというイケメン強力タッグが送る注目度マックスの“警察モノ”です。
「犯人がなぜ犯罪に手を染めることになってしまったのか」…それを知ることが何よりも大切と考える主人公が様々な凶悪犯と向き合っていく過程を丁寧に描いていくこのドラマ。回を追う毎に、「彼の正義は本当に正しいのか？」と観る者も一緒に考えさせる展開が見どころと言えるでしょう。
また警察内部と言えば、主演の天海祐希さんがバッサリ髪を切ったことでも話題を集めた「緊急取調室」もアツイ！ 取調室という小さな密室の中で、相手の心理を揺さぶって事件を紐解いていく様はまさに息をのむ一時間。周りを固める刑事役にでんでんさん、大杉漣さん、小日向文世さんのベテラントリオがなんとも味をきかせてくれるので、“演技”の底力を見る面でも非常に楽しめる作品になっていますよ。
そのほか、はじめから犯人の分かっている「古畑任三郎」パターンが新鮮な「福家警部補の挨拶」や、EXILEのTAKAHIROさんがドラマデビューを果たした「戦力外捜査官」、あまちゃんタッグの「隠蔽捜査」なども警察を舞台にした作品なので、要チェックです。
■素人が事件に足をツッコむ!?
身近に起こっていそうな“リアルな事件”も見逃せません
“医療モノ”として「医龍」とのパート4対決が期待される「チームバチスタ4螺鈿迷宮」も、立派な“推理モノ”として数えることができるでしょう。毎回この二人の行く先にはなぜ事件が起こるのか…は考えないようにして（笑）、今回の舞台は海辺の町、地方病院で起こります。今後の高齢化社会に欠かせない存在として知られる終末期医療――積極的にその体制を整える病院内で秘かに起こっている事態とはいったい？ もしかしたら本当にこんなことがあるのかもしれないと思わされるリアルな事件がポイントですね。
有川浩さん原作の最新ドラマとして注目されている「三匹のおっさん」もまた、同様にリアルな町の出来事。めちゃくちゃ強いおっさん三人がちょっぴり素敵に見えるこのドラマは、登場人物たちの心の声が吹き出しとなって描かれるのがとっても斬新！ それぞれの家族事情も事細かに描かれているので、妻目線／子ども目線など、各視点で鑑賞するのも面白いでしょう。
さらには、現実には起こって欲しくないコワさが満載。土曜深夜の「ロストデイズ」もこれからの推理が楽しみなところですね。極々普通の大学生に見える6人プラス1人がある卒業旅行をきっかけに、どんどんと疑心暗鬼になっていく様は、今目の前にいる人の本音が見えそうで見えない恐怖を感じさせてくれますよ！ 日常にハラハラが欲しい人は必見です。
■そして、推理には欠かせない！
ほかの職業「弁護士」や「探偵」の存在もお忘れなく
最後に、そのほか事件を取り扱ったドラマについてもご紹介しておきましょう。主に深夜ドラマとなりますが、「慰謝料弁護士～あなたの涙、お金に変えましょう～」はご覧になりましたか？ 前クールの「リーガル・ハイ」古美門弁護士を彷彿とさせるくらいお金にセコセコとした弁護士・袴田幸男を演じるのはなんと、ココリコの田中直樹さん。心の奥底では、依頼人の本当の幸せを見据えている賢さを持っているにも関わらず、そう見えないのが七三分けの彼と似ています（笑）。登場する吉本キャストさんもとっても楽しみ。渡辺直美さんが濃いキャラを演じているほか、各話のゲスト出演者としても誰が登場するのか…期待する面白さも是非、味わってみてください。
また、玉木宏さん＆剛力彩芽さんが出演するゆる～い推理ドラマ「私の嫌いな探偵」の存在もお忘れなく。福田雄一さん脚本ということで、生活に足りない笑いを補ってくれること間違いナシ！ まるでコントのような掛け合いはもちろん、変顔に近い際どい表情がどんどん登場するので、ご注目あれ。
いかがでしたか？
ざっとほとんどの“推理ドラマ”に触れられたかなと思います。今クールはまだまだ始まったばかり。早めに、お気に入りの作品を見つけてみてくださいね！
三度の飯よりドラマが大好き YUKI
テレビ局での勤務を経て、フリーに転身。毎クール全ての作品に目を通す【ドラマニア】としてコラムを執筆している。近年はシナリオライターとしても活動の幅を広げており、乙女ゲームをはじめ、CMや謎解きなど、ジャンルを問わず様々な企画に挑戦中。
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