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【MOVIEブログ】2016ベルリン映画祭 Day1

昨年の東京国際映画祭が10月末に終了して、はや3か月超。なんとはやいことか! 以来ブログを更新できておらず、反省しきりなのですが、なんとなくのんびりすることもあまり無いまま、今年もスタートしています。現在ベルリンに来ており、出張日記でブログも再開です。

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昨年の東京国際映画祭が10月末に終了して、はや3か月超。なんとはやいことか! 以来ブログを更新できておらず、反省しきりなのですが、なんとなくのんびりすることもあまり無いまま、今年もスタートしています。現在ベルリンに来ており、出張日記でブログも再開です。

数日前にパリに入り、プロデューサーの方と会ったり、パリの中心にある大好きなシネコンでハリウッド映画を見たりして休み気分も少し味わいつつ、10日の午後にベルリン入り。ホテルにチェックインしてから会場に行ってIDパスなどをピックアップして、大好物ウインナー・シュニッツェルを食べて、部屋に戻ってベルリン業務の復習などをしていると、2時近くなってしまったので、慌てて就寝。

明けて、11日木曜日。今日がベルリン映画祭初日。6時半に起床して、パソコン少し叩いて、7時半に朝食、8時に外に出てみると、雨だ! ああ、どんなに雪が深かろうが、気温がマイナス20度になろうが構わないのだけど(むしろ嬉しい)、雨だけは嫌だ…。気温も昨日より低めで、かじかむような冷たい雨…。んー、こればかりはしょうがない! と落ち込まないようにして、明日の分の一般上映のチケットをカウンターでゲットし、マーケット上映会場へ。(一般上映については、業界関係者もチケットを確保しなければならず、確保できるのは当日分と翌日分のみなので、毎朝、翌日分を確保する必要がある。一方で、マーケット上映であれば、IDパスだけで入れる仕組み)。

今日は、公式上映はほとんど無いので、まずは9時からフランスの大手映画会社の新作プロモ集へ。5、6本の新作映画の予告映像を見る。続いて10時からも、別の会社のプロモ集。まだほかにオプションが無いからだろうけど、上映会場は超満員だ。10時20分から、またまた別の会社のプロモ集で、こちらも満員。マーケットで試写を組もうと思ったら、初日というのは狙い目のはず。ほかに行くとこがあまり無いからね。

3社目のプロモ集の最後には、ジェイムズ・キャメロンのコメント映像に続いて『ターミネーター2』の3D版の映像が上映されて、とても懐かしい。CGの威力に初めて心底感動したのが『ターミネーター2』だったなあ、などと思い出しつつ、いまこれを全編3Dで見たらどんな感想を抱くだろうかと、不安と期待が入り混じった思いに駆られつつ、短いプロモは終了。

11時半から、「フォーラム」部門の『Havarie』というドイツの作品のマーケット試写へ。遭難した人々が乗った小さいボートが映った3分半の映像を、コマの送りを伸ばしに伸ばして93分の長さにして、そこに目撃者などのありとあらゆる人々の証言が重なっていくという、極めてユニークで実験的な作品。さすがフォーラム、さすがベルリン。最初からこんな野心的な作品を見せられると、否が応にも映画祭への興奮が高まっていく!

午後はミーティングが入っているのでマーケット会場に向かうと、昨年の東京国際映画祭のグランプリ作品『ニーゼ』のホベルト・ベリネール監督とばったり遭遇! お互い予期せぬ再開だったので、おおー! と叫びながらハグ。感動的な再会!

ミーティングは30分刻みで6件。とても充実した内容のものもあり、初日から順調な滑り出しと言っていいのではないかな?

マーケット会場を移動していると、クリストファー・ドイルとばったり遭遇し、2年前の東京国際映画祭で(最初は苦労したけど)打ち解けたので、やあやあと和やかに再会。いや、和やかに、というか、ゆらゆらと、というか、まあ、いつも通りのやんちゃでチャーミングなおっちゃんでした。

17時から、またまたフランス系の有力な会社のプロモリール集へ。この会社は有力な作品を数多く抱えているので、プロモ集と言っても、上映時間が1時間を越えていく。いつも通りの豪華なラインアップで、目移りがしてしまう。

時間切れで最後まで見ることが出来ず、途中で抜けてホテルに戻り、タキシードに着替えてメイン会場へ。ベルリン映画祭のオープニングセレモニーとオープニング作品上映には参加したことが無かったので、たまには見てみたいと思い、招待状を確保してもらったのでした。

オープニング作品は、コーエン兄弟新作『ヘイル・シーザー!』で、監督はもちろん、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム、ジョシュ・ブローリンなどが来場していて、とても豪華! 審査員長はメリル・ストリープで、会場はスタンディング・オベーション。とても華やかな場でありました。

ただ、僕はもう眠くてたまらなくなってしまい、セレモニーと上映が終わると、パーティーに出るのはパスしてホテルに戻ろう、と思って帰ろうとしたら、パーティー会場の入り口に桃井かおりさんがいらっしゃったのでご挨拶。いや、桃井かおり監督、ですね。監督作『火 Hee』が「フォーラム」部門に選ばれていて、おめでとうございます! とご挨拶しつつ、後ろ髪を引かれる思いをしたけれども、やっぱりそのままホテルへ。眠い!

久しぶりのブログ再開もちょっと手抜き気味でダメですね! しっかり寝て、明日から本格稼働します!

(写真は、ちっちゃく映っているのがジョージ・クルーニー!)
《矢田部吉彦》

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