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ギヨーム・ブラックが描く青春映画『みんなのヴァカンス』8月公開、監督作特集上映も決定

ギヨーム・ブラック監督の最新作『みんなのヴァカンス』が8月20日(土)より公開されることが決定。メインビジュアルと予告編が解禁され、監督からのメッセージも到着した。

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ギヨーム・ブラック監督の最新作『みんなのヴァカンス』が8月20日(土)より公開されることが決定。メインビジュアルと予告編が解禁され、監督からのメッセージも到着した。

夏の夜、セーヌ川のほとりで、アルマに恋をしたフェリックス。夢のような時間を過ごすが、翌朝、アルマは家族と共にヴァカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールを道連れに、アルマを追って南フランスの田舎町ディーに乗りこむ。自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目なエドゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。

サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会いとすれちがい、友情の芽生え…。3人のヴァカンスも、みんなのヴァカンスも、まだはじまったばかりだった…。

本作は『7月の物語』(17)に続いて、ギヨーム・ブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと製作した作品で、もともとテレビ放映用の企画であった。しかしその高いクオリティーが評価され、第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品され、国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した。

予告編では、アルマに恋をしたフェリックスが彼女を追ってシェリフとエドゥアールとともに旅に向かう様子からはじまる。彼らのコミカルなやりとりや、旅先で出会った人とのささやかなひと時が切り取られ、南フランスのきらびやかな風景の中、不器用で愛おしいヴァカンスが、静かに映し出されていく。

女の子、もてない男、水遊び、サイクリング、嫉妬、諍い…。勢いにまかせて夏を謳歌しようとする若者たちの姿を、ギヨーム・ブラック監督が優しい眼差しで描いた青春映画だ。

公開決定に際し、ギヨーム・ブラック監督よりコメントも到着。「みなさんがたくさん笑って、少しだけ涙を流してくれることを願っています」と語っている。

◆ギヨーム・ブラック監督コメント
私の新しい映画『みんなのヴァカンス』をみなさんに紹介できて嬉しく思います。
夏の物語、かなわぬ恋、さまざまなバックグラウンドを持つ若者たちの混沌とした友情。
みなさんがたくさん笑って、少しだけ涙を流してくれることを願っています。

またユーロスペースでは、本作の公開を記念し、『女っ気なし』『やさしい人』『7月の物語』など、ギヨーム・ブラック監督の特集上映も同時開催される。

■上映作品リスト

『女っ気なし』Un monde sans femmes
ギヨーム・ブラック監督の劇場デビュー作。フランス北部の小さな町オルト。夏の終わり、地元の青年シルヴァンが管理するアパートを、ヴァカンスに来た母娘が訪れる。明るくて奔放な母と少し内気な娘。3人は海水浴や買い物をして仲良く過ごしていたが、やがてヴァカンスの終わりが近づき…。

『遭難者』Le Naufrage
(『女っ気なし』と併映)
フランス北部の町オルトで、自転車がパンクしたリュック。それを見た地元の青年シルヴァン。シルヴァンはリュックを助けようとするが…。

『やさしい人』Tonnerre
ギヨーム・ブラック監督の長篇第一作。
フランス・ブルゴーニュ地方、まもなく冬を迎える静かな町トネール。少しだけ名の知れたミュージシャンのマクシムは、殺伐としたパリの生活から逃れ、実家に戻ってくる。しかし父親とは、どこかぎこちない雰囲気。

そんな中、マクシムは心の隙間を埋める若い女性と出会う。ワイン工場に行ったり、スキーをしたり、互いに心を通わせる2人。このまま幸せがつづくと思ったが、突然、彼女はマクシムの前から姿を消す…。

『7月の物語』Contes de juillet
パリと郊外。5人の若い女と5人の若い男。2つの物語。ある夏の一日。
ギヨーム・ブラック監督が、フランス国立高等演劇学校の学生たちと作り上げた2つのパートからなる作品。
<第一部「日曜日の友だち」L’Amie du dimanche >
7月の晴れた日曜日、会社の同僚ミレナとリュシーは、女2人でパリ郊外セルジー=ポントワーズのレジャーセンターへ遊びにいくが、些細なことで芽生え始めた友情に亀裂が入る。
<第二部「ハンネと革命記念日」Hanne et la fete nationale>
7月14日、革命記念日で盛り上がるパリ。国際大学都市に住む女子留学生のハンネは、明日の帰国を前に、パリ最後の夜を楽しもうとするが…。

『勇者たちの休息』Le Repos des braves
(『7月の物語』と併映)
スイスとフランスに跨るレマン湖畔からアルプス山脈を抜け、地中海のニースに至る自転車観光ルート「大アルプス・ルート」。約720キロからなるそのルートを縦断しようと毎年6月末、約60人もの自転車愛好家たちが集まってくる。

ギヨーム・ブラックは、すでに仕事をリタイアした自転車愛好家たちにカメラを向ける。なぜ寒さや疲れと闘い走ろうとするのか? 家に戻ってから何ができるのか? どうやったら孤独や退屈を逃れられるのか? ギヨーム・ブラックのやさしい眼差しのなかで、彼らは心情を打ち明ける。その告白を通して、仕事と世界との私たちの関係が見えてくる。

『みんなのヴァカンス』は8月20日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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