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山本耕史の存在が気になる!「クロサギ」「鎌倉殿」、男女逆転「大奥」ほか

絶対にタダ者ではない、何を考えているのか読めず、とことん胡散くさい…。なぜか気になるキャラクターがやけにハマる今旬俳優・山本耕史に迫った

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山本耕史/「トットちゃん」制作発表会見
山本耕史/「トットちゃん」制作発表会見
  • 山本耕史/「トットちゃん」制作発表会見
  • 「クロサギ」(C)TBS
  • 『シン・ウルトラマン』(C)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ
  • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
  • 『ピノキオ』(C)2022 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
  • 右衛門佐(えもんのすけ) 役 山本耕史
  • Netflixシリーズ「離婚しようよ」(2023年全世界独占配信)
  • 劇場版『きのう何食べた?』(C)2021 劇場版「きのう何食べた?」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社

山本耕史は、いま最も多忙な俳優の1人ではないだろうか。絶対にタダ者ではない、何を考えているのか読めず、とことん胡散くさい…。そんな、なぜか気になるキャラクターがやけにハマる今旬俳優・山本耕史に迫った。


“黒崎”平野紫耀と相反する“シロサギ”に…「クロサギ」


TBS金曜ドラマ「クロサギ」は、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作漫画は2013年に全42巻で完結しており、今作はいわば“「クロサギ」完全版”としてのドラマ化となる。平野紫耀(King & Prince)がこれまでにないダークな背景を持つ“クロサギ”の黒崎を演じている。

山本さんが演じるのは、個人の金銭は狙わず、腐った大企業のみを標的とする“シロサギ”・白石陽一。人たらしで、詐欺師に最も必要な“人から信頼される”スキルがずば抜けているものの、実際は何を考えているか分からない、まさに“クセ者”のキャラクター。第3話から本格的に登場するようで、強敵シロサギ・白石との騙し合いで黒崎が初めて敗北を喫する波乱の展開が予想される。


第9話 あらすじ


黒崎(平野紫耀)は牛山(山口紗弥加)から、宝条(佐々木蔵之介)には“宝条帝国”と呼ばれる裏金作りのための資金源がいくつもあるという情報を得る。そして、その中のひとつである医療法人をターゲットに定めた。理事長を務める宇佐美孝也(津田健次郎)はひまわり銀行の元行員で宝条の後輩に当たる人物。赤字だった病院を立て直した救世主だ。

黒崎は、宝条帝国とそこに君臨する宝条を喰うことを“独断”で決意し動き出す。
宇佐美に近づくためにその妻・怜華(高田里穂)に接触を図る黒崎。彼女好みの金持ちなホスト風の男に扮し、あっという間に怜華の心を掴んだ黒崎は、怜華に「金が欲しいんでしょ?いい方法があるよ」と持ち掛ける。

同じ頃、宝条の元にひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていた。ひょんなキッカケでその写真を見た宝条の甥・鷹宮(時任勇気)は、そこに写るのが黒崎ではないかと察知する。

一方、桂木(三浦友和)は黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行ってこいと命じる。自分を宝条から遠ざけようとしていると勘づいた黒崎は、桂木に逆らい続けることに対して危機感を募らせる。

そんな矢先、氷柱(黒島結菜)はプライベートで甘味処「かつら」を訪れていた。それを知った黒崎は、これ以上桂木にも自分にも関わるなと突き放し・・・。

金曜ドラマ「クロサギ」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。


舞台からドラマ、映画へ幅広い活躍


東京都出身、1976年10月31日生まれ。先日46歳の誕生日を迎えたばかりの山本さん。アラフォー以上の世代ではドラマ「ひとつ屋根の下」(93-97)の末っ子役で知る方も多いだろう。舞台、TVドラマ、映画などで幅広く活躍し、特に舞台は「レ・ミゼラブル」(87、88)の日本初演時にガブローシュ少年を演じ、2003年にはマリウス役を演じた。「RENT」のマーク役や、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のヘドウィグ役でも知られ、「劇団☆新感線」による「髑髏城の七人Season花」などにも参加、トニー賞4冠を獲得している名作ミュージカル「メンフィス」(2017)では自身で演出を手掛けたこともある。

TVでは、「鎌倉殿の13人」の三谷幸喜が初めて手掛けた大河ドラマ「新選組!」(2004)の土方歳三役で人気を博し、続編スペシャルドラマ「新選組!! 土方歳三 最期の一日」が制作されたほど。波瑠主演の連続テレビ小説「あさが来た」(2015)では大河当時と同じ衣装、同じカツラで土方歳三を再演、大河と朝ドラで同じ俳優が同じ役を演じるのは異例として話題を呼んだ。

『映画刀剣乱舞』

その後、三谷氏の「真田丸」(2016)では石田三成役に。「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~」シリーズの坂崎磐音役、『映画刀剣乱舞』(2019)では織田信長役も演じた。また、現代劇では「トットちゃん!」(2017)で黒柳徹子の父のヴァイオリニスト・黒柳守綱役、「植木等とのぼせもん」(2017)では植木等役にも挑んでいる。香取慎吾主演「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(2021)では「新選組!」からの友人・香取さんと対立するような役どころとなった。

実写映画『鋼の錬金術師完結編 復讐者スカー/最後の錬成(2022)では、鍛え上げた身体に自信のあるアレックス・ルイ・アームストロング少佐役を演じるという変化球も。同役の特殊メイクにかかった時間は、2時間半~3時間にも及ぶという。

こうしたジャンルをまたいだ縦横無尽の作品出演で培った経験は、山本さんが得意とする、物事を常に俯瞰で見ているような“動じない”キャラクターの動力となってきたはず。ただ、「きのう何食べた?」(2019・テレビ東京系)の小日向大策あたりからだろうか、柔和な役柄も増えてきた。「恋つづ」として親しまれた「恋はつづくよどこまでも」(2020・TBS系)では、佐藤健演じる天堂の過去を知る先輩医師・小石川六郎役で登場。同枠の「この恋あたためますか」にも出演し、“理想の上司”としてのイメージもついた。

劇場版『きのう何食べた?』

「恋つづ」キャスト発表時には「こういう時間帯の連続ドラマは、実は割と久しぶり」と言いながら、「40歳を過ぎるとちょっとしたスパイス的に登場することも多い」と自ら語っていたが、特に2022年は、まさにスパイス的な役回りで大躍進を見せた。


『シン・ウルトラマン』


ビジネスライクな宇宙人、メフィラス星人で大注目を浴びた本作。現代日本を舞台に展開する物語で、「私の好きな言葉です」「私の苦手な言葉です」と巧妙に使い分けるメフィラスは、いかにも“いま”の悪役っぽい。「クロサギ」の白石はそんな彼が“シロサギ”として地球に住み着いた、のかも!?

『シン・ウルトラマン』は11月18日(金)0時~Amazon Prime Videoにて独占配信。


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「競争の番人」


7月期のフジテレビ月9ドラマ「競争の番人」は、公正取引委員会を取り上げた稀有な作品。公取委の第六審査、通称“ダイロク”の天才・小勝負(坂口健太郎)と元刑事の新人職員・白熊(杏)が追及する「ホテル天沢」専務・天沢雲海を演じると、「黒幕はメフィラス星人!?」「カルテルの親玉はメフィラスか」とメフィラス星人を連想する視聴者が続出。


実写版『ピノキオ』


トム・ハンクスがゼペット役を演じ、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキスが監督を務めて名作アニメーションを実写化。ピノキオに振り回されながらも、“良心”として善悪を教えるコオロギのジミニー・クリケット役の声を好演。

『ピノキオ』はディズニープラスにて配信中。


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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」


小栗旬演じる北条義時の盟友で冷静沈着な知恵者にして、何気にクセ者…な三浦義村(平六)は山本さんにぴったり。最終章へと突入したいま、山本さん演じる義村がオープニングクレジットの“トメ”となったことで、ますます目が離せない存在となっている。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週日曜20時~NHK総合ほかにて放送中。


ドラマ10「大奥」


よしながふみ原作の「大奥」を豪華キャストでドラマ化。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還までを描くなか、5代将軍・徳川綱吉(仲里依紗)に寄り添う大奥総取締・右衛門佐役は期待しかない!

ドラマ10「大奥」は2023年1月、NHK総合にて放送開始。


Netflixシリーズ「離婚しようよ」


宮藤官九郎と大石静の共同脚本によるオリジナルストーリーのホームコメディ。松坂桃李が温室育ちの三世議員を、その妻のブレイク女優を仲里依紗が演じる注目のシリーズ。松坂さん演じる主人公・東海林の対立議員候補で、演歌と話が上手い想田豪役に扮する。もちろん、胡散くさいに違いない!?

Netflixシリーズ「離婚しようよ」は2023年、全世界配信。

《シネマカフェ編集部》

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