ソン・ソックと永山瑛太が韓日の刑事役で共演するNetflixの新シリーズ「プルンギル ー青の道ー」が10月8日、第31回釜山国際映画祭のオンスクリーン部門で上映され、観客に大きなインパクトを与えた。
「プルンギル ー青の道ー」は、女性の四肢が捻じ曲げられて殺されるという猟奇連続殺人事件が韓国と日本で起き、ソウル警察機動捜査隊の警監キム・ソク(ソン・ソック)と、東京の警視庁捜査一課刑事の猪瀬(永山瑛太)が反発し合いながらも、合同で捜査をしていくというサスペンス。監督・脚本は、Netflixシリーズ「D.P. -脱走兵追跡官-」、映画『コインロッカーの女』のハン・ジュニ。この日は冒頭3話分の上映後に、ソン・ソック、永山瑛太、在日韓国人の実業家を演じる女優キム・シンロク、監督のハン・ジュニが登壇して、Q&Aを行った。

映画祭では前日も上映しており、2日続けて観賞したと言うソン・ソックは、内容を知っていてもとても楽しめたと語った。スクリーンで見てみての印象を聞かれて、「今日は見る予定じゃなかったんですが、また見てしまいました。一つ記憶に残っているのは、被害者の(ジャンキーである)女性の両親を訪ねて行く場面。そこで『被害者は殺されるほど悪い子じゃありません!』と猪瀬が怒るんです。僕は昨日は、内容を知っているから字幕を見ずに映像だけを見ていたんですが、この場面をわかっていると錯覚していたみたいです。もったいなかった。瑛太の演技がすごく面白かったので、“負けた”と思いましたよ(笑)。簡単な演技ではないと思ったけれど、とても感動しました。そして今日はセリフの一つ一つを確認しながら見たのですが、台本を知っているのに、とても面白く感じられたんです」と答えた。

永山は「韓国のドラマに日本人として参加できたことを、本当に光栄だなと釜山で見て、改めて感じました。昨日ご覧になった通訳の方のお父様から、『海外の俳優が出てくると俳優同士のケミストリーが難しい作品があるけれど、この作品はその点で本当に大成功していますね』と言う感想をいただいて、本当に嬉しかったです」と喜びを語った。印象に残っているシーンとして、キム・シンロクとの場面をあげ、「シンロクさんは普段はとても優しい方なんですけど、お芝居をすると今回の役では迫力がすごかったです」と言い、キム・シンロクを笑わせていた。

出演を決めた経緯について、ソン・ソックは「D.P. -脱走兵追跡官-」で組んでいたハン・ジュニ監督をあげた。「これまでやってきた監督の中で一番息が合ったんです。と言っても、決め手は監督だけではないんですけどね(笑)。この作品については、「D.P.」シーズン2の打ち上げの場で、監督から初めて聞きました。その時は警察の役だと聞いて、またか、とは思ったんですが、それは大した問題ではなかった。監督と一緒に挑戦をするのがやはり面白いんです」。
同じ質問に対し、永山も「『D.P.』を見ていたので、必ず面白い作品になると思いましたから、ハン・ジュニ監督からのオファーを断る理由がなかったんです。監督は僕の出演作をたくさん見てくださっていて、撮影でも最後までとてもよくしてくださいました。ソックは、『私の解放日誌』や『D.P.』をはじめ映画も色々見ていて、パーフェクトな俳優だと思っていました。でも、だからこそ少し弱気になってしまったというか、プレッシャーを感じていたんですが、実際に会ってみたら年も同じなので、すごく親近感を感じました。本当に大好きです」と言うと、ソン・ソックが日本語で「ありがとう」と笑顔で返していた。
「プルンギル ー青の道ー」は11月20日からNetflixにて独占配信スタート。第31回釜山国際映画祭は10月15日まで行われる。



