2006年9月の最新ニュース コラム記事一覧
- コラム
しっとり秋色の恋愛ドラマ vol.4 『クリムト』
秋といえば、芸術。そこで、「しっとり秋色の恋愛ドラマ」最終回は、恋愛も芸術もしっとりと楽しみたいという人のための映画を。ロマンティックで官能的な作品で有名な画家グスタフ・クリムトを描いた作品、その名も『クリムト』です。
- コラム
『16ブロック』レビュー
ブルース・ウィリスには“予期せぬ”アクシデントが似合う。いやがおうにもトラブルに巻き込まれていくのは『ダイ・ハード』以来、彼の“オハコ”ともいえる役どころかもしれない。しかし、彼も実年齢では中年を通り越して高年にさしかかった。そんな時の流れをまざまざと感じさせたのが今回扮したジャックという刑事役だった。ニューヨークの治安を取り締まるベテラン刑事に扮したブルース・ウィリスからは、アクションスターのオーラは消え、汚れた風貌ながらも渋さを増した個性派俳優の雰囲気がビシビシ伝わってくる。
- コラム
映画にまつわるファッション小噺 vol.11 ご褒美
最近、美女よりも、いい男へのインタビューが続いている私。先週は、真田広之氏、キリアン・マーフィーと、日英のCOOL GUYに大接近してきました。
- コラム
『涙そうそう』レビュー
映画から名曲が生まれることはよくあることだが、その逆は意外と珍しい。この映画『涙そうそう』はBEGINの作った曲に森山良子が詞をのせ誕生した同名曲(2001年には夏川りみによってカバーされ大ヒット)をモチーフに作られた。沖縄の方言で「涙がとめどなく流れる、ポロポロ止まらない」という意味を持つタイトルからもどういう映画なのかは想像できると思うが、最近ちょっとしたブームになりつつある“泣きの映画”ジャンルに文句なくランクインする作品である。しかも“泣ける”と言うよりは“泣いてしまう”映画。
- コラム
『悪魔とダニエル・ジョンストン』レビュー
ダニエル・ジョンストンと聞いて「誰のこと?」と思った人は多いかもしれない。彼こそが、トム・ウェイツやカート・コバーン、デヴィッド・ボウイ、ジョニー・デップといった世界の名だたるアーティストを魅了する天才シンガーなのだ。
- コラム
映画にまつわるファッション小噺 vol.10 ショーメがリニューアルした日
知人がファッション業界にいる関係で、よくショップのオープニングイベントやパーティに取材にでかけます。私の専門はファッションではないものの、エンタテインメントとは切っても切り離せない関係ということもあり、新しいものやことには、なるべく気をつけているようにしています。
- コラム
『暗いところで待ち合わせ』レビュー
あの子よく一人で平気だよなぁ、強いなぁ、と思われてしまうような人にも寂しい時はあるもので、それを周りが気づくかどうかだけの問題じゃないかと思う。
- コラム
しっとり秋色の恋愛ドラマ vol.3 『イルマーレ』
サンドラ・ブロック×キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画『イルマーレ』。この組み合わせで、“しっとり”とした恋愛ドラマなど可能なのか。思う人が思えば、そんな疑問もあるかもしれません。どう考えてもラブ・コメかアクション映画に思えてしまう、と。それはやむを得ないことかもしれません。でも実は、意外なほどしっとり潤っているんです。
- コラム
世界の映画館 vol.03 コタキナバル
トロント映画祭に行ってきた。さっそく、トロントの映画館の話をとも思ったのだが、ふと思った。なんと映画のポスターが少ない街なのだと。まぁ、世界で街の中に映画のポスターや看板を出しまくる方が少ないのかもしれない。そんなポスターのことを考えていたら、4月に行っていたコタキナバルの映画館を思い出した。コタキナバルとはボルネオ島の中にあり、その島自体はマレーシア、ブルネイ共和国、インドネシアの3つの国で共有している。コタキナバルはマレーシア領となる。そこで手描きの看板を観た。
- コラム
『ブラック・ダリア』レビュー
ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクという豪華キャストの競演、監督はブライアン・デ・パルマ、原作は自らを“アメリカ文学界の狂犬”と名乗るジェイムズ・エルロイの最高傑作『ブラック・ダリア』──1997年に映画化された『L.A.コンフィデンシャル』と並ぶ“暗黒のLA4部作”の第1作(ほか2作は『ビッグ・ノーウェア』『ホワイト・ジャズ』)という、「観たい!」と思わせる要素がぎっしりと詰まった何とも贅沢なサスペンスである。
- コラム
映画にまつわるファッション小噺 vol.9 海を越えたら上海
1930年代の上海。かなりユニークな場所だったようですね。現在でも、未来と現在、東洋と西洋が交差しているような街だけれど、当時は極東最大の都市であり、アジア経済の中心。イギリス、フランスなどが租界(外国人が行政・警察を管理する居留地区)を設定したことから、欧米からも人が集まり、ロシア革命から逃れてきたソヴィエトの亡命貴族も多く移住。華やかながらも、雑然とした雰囲気があり、退廃的なムードも漂っていたよう。さまざまな本からそんな情報が得られますが、そんな様子が手っ取り早くヴィジュアルで観られるのが、ジェームズ・アイヴォリー監督の新作『上海の伯爵夫人』。多文化が入り混じるゆえの猥雑さや日本軍侵攻による緊張感はもちろんありながらも、上海が最も輝いていた時代とも言われる1930年代。当然ながら、映画では当時のファッションも見所です。
- コラム
『レディ・イン・ザ・ウォーター』レビュー
郊外のアパートで管理人として働いているクリーヴランドはある日、夜中にプールを荒らしていた犯人を発見する。それは、美しい女性だった。しかしストーリーという名前以外は何も分からない。そんな時、住人で韓国人の女子大生から東洋の伝説を聞き、ストーリーが水の精であること、ブルー・ワールドという故郷に帰らなければならないことを知るのだが…。ストーリー役のブライス・ダラス・ハワードは『ヴィレッジ』に続き、シャマラン監督作品に出演。その容貌と確かな演技力で水の妖精という現実味の薄いキャラクターに命を吹き込んだ。そのストーリーを助けるために奔走するクリーヴランドにポール・ジアマッティ。ちょっと頼りない、でも信用の置けるキャラクターは、まさにハマリ役。
- コラム
しっとり秋色の恋愛ドラマ vol.2 『薬指の標本』
“しっとり”という言葉が似合う恋愛ドラマを多く制作している国といえば、フランス。というわけで、今回のこのテーマなら、絶対に外せないのがフランス映画です。『男と女』『隣の女』『髪結いの亭主』といった巨匠たちの作品に限らず、“しっとり感”は今も脈々と若手の作品に受け継がれています。そこで、今回ご紹介したいのが『薬指の標本』。

