『スパイダーマン』、『バットマン』シリーズでおなじみのアメコミから新たに誕生したヒーロー、『アイアンマン』。天才的頭脳を持つ発明家であり、兵器開発企業のCEOでもある彼が、ある事件をきっかけに戦争のためではなく、平和のための武器を開発しようとする主人公、トニー・スタークを演じたのは、『チャーリー』、『ゾディアック』などで人気の実力派俳優、ロバート・ダウニーJr.。先日、『アイアンマン』のプロモーションで来日したロバートに話を聞いた。
都内の小さなマイホームに暮らす、ごく普通の一家。何もおかしいことなんてなかったはずなのに、いつの間にか家族の間に溝が出来始め、気づけば一家はバラバラに——。世界がその才能に注目する黒沢清監督が初めて“家族”というテーマに挑み、その崩壊と再生を描いた『トウキョウソナタ』。本作で一家の主でリストラされたことを家族に言えない竜平と、“お母さん役”を演じることに疲れきった妻の恵を演じた香川照之と小泉今日子に話を聞いた。
映画『コドモのコドモ』で描かれるのは小学校5年生、11歳の女の子の妊娠と、彼女を取り巻くクラスメートの団結。倫理的にも教育的にもデリケートで難しい問題を題材にしてはいるが、ファンタジックな要素も加え、誠実に“命”というものについて描いている。本作で妊娠してしまう持田春菜を演じたのは主人公・春菜と同じ11歳の甘利はるな。屈託のない笑顔で春菜役を熱演した彼女に話を聞いた。
1980年にチョウ・ユンファを主演に迎え、人気を博したTVドラマ「上海グランド」。1996年にはレスリー・チャンとアンディ・ラウが出演し映画としてリメイクされた。そして2007年、「新・上海グランド」として再びTVドラマ化され、中国で大ヒットとなった本作が日本でも放映されて話題になっている。チョウ・ユンファ、レスリー・チャンに続き、主人公のシュー・ウェンチャンを演じたホァン・シャオミンに話を聞いた。
数多くの作品が映像化されている天才漫画家・楳図かずお。彼が生み出す一度見たら忘れられない独特の画風、人間の奥底に潜む感情をあぶり出す心理的恐怖は、日本はもとより海外のクリエイターにも影響を与え続けている。そんな楳図作品の中でも特に人気の高い作品が「おろち」である。不思議な能力を持つ謎の美少女“おろち”が、人間界をさまよいながら人々を見つめるというオムニバス形式の作品だ。映画化にあたっては原作の9つのストーリーのうち「姉妹」と「血」に焦点をあて、美人姉妹の運命と執念を描いている。
先日開催されたヴェネチア国際映画祭でも高い評価を受け、いよいよ公開となる北野武監督最新作の『アキレスと亀』。絵を描くことが好きで、絵を描くことでしか気持ちを表現できない主人公・真知寿を少年期、青年期、中年期に渡って描いた本作について、人生におけるアートの意味を北野武監督が語った。
弱冠二十歳で芥川賞を受賞した金原ひとみのデビュー作を、72歳にしていまなお日本の演劇界を引っ張り続ける蜷川幸雄が映画化した『蛇にピアス』が9月20日(土)に公開を迎える。本作で刺青にボディピアスなど身体改造に魅せられ、2人の男の間をさまよう19歳の主人公・ルイを演じたのは吉高由里子。現在放映中のTVドラマ「太陽と海の教室」(フジテレビ)の屋嶋灯里役をはじめ、TV・映画で個性的な輝きを放つ彼女に、初の主演作となった本作について話を聞いた。
事故により脳に障害を負ってしまい、眠るとその日の記憶を失ってしまう青年が、学生プロレスとの出会いによって生きている実感を取り戻していく姿を描いた『ガチ☆ボーイ』。本作のDVDが9月17日(水)にリリースされる。「高次脳機能障害」を背負いながらも力強く生きる、主人公の五十嵐を演じた佐藤隆太に話を聞いた。
合唱に青春を燃やす高校生たちの姿を爽やかに描いた『うた魂(たま)♪』。今年の春、劇場公開された本作が早くもDVDとなって9月12日(金)に発売される。かすみは才能と美貌を兼ね備えた、ちょっぴり自意識過剰な女の子。だがある日、自分が歌っているときの顔にショックを受け、完全に自信を喪失してしまう…。かすみを演じた夏帆が作品に役柄、そして合唱の魅力について語ってくれた。
退屈な仕事、無能な上司に毎日怒鳴られ、自分の彼女は親友と浮気…。どうにも救いようのない日々を送るダメ男・ウェスリーにある日突然訪れたスリリングな事件。謎の美女との出会いによって、自分の運命と使命を得たウェスリーは一流の暗殺者となるが、そこには更なる試練が待ち受けていた──。『ナイト・ウォッチ』のティムール・ベクマンベトフ監督ワールドが展開する『ウォンテッド』。本作でウェスリーを演じたジェームズ・マカヴォイに話を聞いた。
『あぁ、結婚生活』でクリス・クーパー演じるハリーと、ピアース・ブロスナン演じるリチャードの両方のオジサンを手玉に取った若く美しい未亡人・ケイに扮したレイチェル・マクアダムス。これまで、高校生や大学生の役が多かった彼女が、一変して大人の女性を魅力的に演じている。1940年代のファッションやキャリアのイメチェンについて聞いた。
累計売り上げが350万部を超える曽田正人による人気漫画を映画化した『シャカリキ!』。自転車に青春を懸ける若者たちの姿を描いた本作で、主人公の“自転車バカ”テルを演じた遠藤雄弥(D-BOYS)に話を聞いた。
悪名高き独裁者、アドルフ・ヒトラー。60余年経ったいまも、“ヒトラー”を題材にした映画は多く制作され、本国ドイツのみならず世界中で話題になり、そしてヒットを記録する。『わが教え子、ヒトラー』は、そのヒトラーの人となりを、さらに掘り下げ、これまでとは違った視点で描いている。“演説の天才”と呼ばれるヒトラーに演技指導をした人物がいたという事実に基づき、その史実をベースにしたフィクション、『わが教え子、ヒトラー』のダニー・レヴィ監督に話を聞いた。