1935年の英国。広大な邸宅で恵まれた生活を送る13歳のブライオニー(シアーシャ・ローナン)は、ある週末の日、姉のセシリア(キーラ・ナイトレイ)が、噴水に飛び込む姿を見る。庭師の息子のロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と口論になり、彼が花瓶を噴水に落としたのだった。セシリアに惹かれていたロビーは反省し、彼女への謝罪文を作成する。そしてその手紙をブライオニーに託すが、しかしそれは思わず書いてしまった、卑猥な内容の手紙だった。その手紙を読んでしまい、ひとり動揺するブライオニー。渡すつもりのなかった手紙を託したことに気づいたロビーは、セシリアのもとに駆けつけ無事に誤解を解くが、2人が結ばれた光景を偶然目にしたブライオニーにとっては、ロビーがセシリアを襲っているように見えたのだった。やがて、屋外で女性が何者かに襲われる事件が発生。現場に居合わせたブライオニーは、ロビーが事件の犯人だと証言する。こうしていくつかの誤解の末、ロビーは性的犯罪者として収監され、2人の運命は悲劇へと導かれてしまう…。
ジョー・ライト