122年続いた老舗映画館の大黒座が閉館することになった。そこで働き始めたばかりの新入社員 明日香(藤原令子)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、忽然と消えてしまう。大黒座で映画を見て育ったバーテンダーのアキラ(本郷奏多)は、いつか自分の映画を作りたいと夢見ているが、何もできない自分がもどかしい。大黒座の女性支配人(石田えり)は、閉館に反対する人々をなだめながら気丈に振る舞っていた。泣いても笑っても、もうすぐ、大黒座はなくなってしまう…。劇場の壁という壁が、町の人が書いたメッセージで埋まっていく。そしてついに閉館の日。スクリーンに最後の映画が映しだされ、劇場を埋め尽くす観客は、それぞれの 思い出に胸を熱くする。その時、明日香の前に、謎の老人が再び現れ…。
時川英之
心温まる映画館の物語『シネマの天使』の初日舞台挨拶が11月7日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、出演する藤原令子、本郷奏多、及川奈央、石田えりらが出席した。
昨年8月に122年の歴史に幕を閉じた広島県の日本最古級の映画館、シネフク大黒座をモチーフにした『シネマの天使』完成披露上映会と舞台挨拶が13日(火)行われ、藤原令子、本郷奏多、…
〆切り:10月6日(火)
1892年に開館し、122年に及ぶ興行の後、昨年惜しまれつつ閉館した広島県福山市の「シネフク大黒座」。実在の映画館で、取り壊し直前に撮影された映画…