五人組による、広域指定暴力団五誠会系大越組襲撃事件から19年ーー。五誠会は若き三代目の誠司(安藤政信)が勢力を拡大。一方、襲撃事件で殺された大越組の若頭・久松(鶴見辰吾)の遺児・勇人(東出昌大)は母・安恵(井上晴美)を支え、建設作業員をしながらまっとうな人生を歩む。勇人の幼馴染で大越組長の遺児・大輔(桐谷健太)は壊滅した大越組再興の夢を抱きながら、今は誠司のボディーガードをしていた。 そんなある日、19年前の襲撃事件を追う富田と名乗るルポライター(柄本 佑)が安恵を訪ねてくる。やがて、遺された者たちの歯車は大きく軋み始め、五誠会に囲われながらも深い恨みを宿す元アイドル・麻美(土屋アンナ)を巻き込んで、GONINの血と宿命に抗う新たな闘いが幕を開ける――。
石井隆