村にひとつしかない学校で教職をまっとうし、定年後は慎ましい年金暮らしを送っている73歳のエレーナが、病院で突然の余命宣告を受けた。5年に一度しか顔を見せないひとり息子オレクを心から愛しているエレーナは、都会で仕事に大忙しの彼に迷惑をかけまいと秘密のお葬式計画を開始する。惨めな死に方はしたくない彼女の願いは、お葬式に必要な棺や料理の手配を済ませ、夫が眠るお墓の隣に埋葬されること。遺体安置所や葬儀屋を訪ね回ったエレーナは、親友である隣人リューダや元教え子らの助けも得て、すべての準備を整えていく。ところがそんなエレーナの“完璧なお葬式計画”は、いざあの世に旅立とうとする最終章で想定外の事態が持ち上がり…。
ウラジーミル・コット
ロシアの小さな村で暮らす元教師の老婦人が自分のお葬式計画に奮闘する『私のちいさなお葬式』。この度、彼女が医師から突然の“余命宣告”を受ける、本作の冒頭映像を独占入手した。
この冬、ロシアから届いた『私のちいさなお葬式』は新たな“終活”映画の傑作。しかも、働き世代が変わりゆく親子関係や人生そのものを見つめ直すきっかけをくれる、温かくて優しい示唆にも満ちている。
“お葬式計画”を開始するおばあちゃんを描く映画『私のちいさなお葬式』から、日本版予告編が到着した。
余命宣告を受けた73歳のおばあちゃんが、自分のお葬式計画に奮闘するロシアの感動作『私のちいさなお葬式』が日本でも公開決定。