10年前、イジメに遭い、島の崖から飛び降りた女子高生・ミユキは、「ただ愛されたい」という想いを抱き、17歳のままずっとこの瀬戸内海の浜にいる。当時、ミユキが想いを寄せていたタクマは、同じく島出身のマツに連れられ、それぞれの彼女・カオリとトモヨと一緒に、卒業後初めて島に戻ることに。その島では去年、かつて近所に住んでいた同級生のリカが溺れ死んでいた。「あの浜に行くな」と言う忠告を聞かず、浜でキャンプする4人。夜、浜でミユキを見て、テントに駆け込むタクマ。海で泳いでいたカオリは、誰かに足を引っ張られ、危うく溺れそうに。果たして4人は、無事に帰京できるのか。
ロナン・ジル