教師の夫、3人の息子とともに関西の町で暮らす令子。末っ子の智は幼少時に視力を失いながらも、家族の愛に包まれて天真爛漫に育つ。やがて令子の心配をよそに東京の盲学校で高校生活を謳歌。だが18歳のときに聴力も失う。暗闇と無音の宇宙空間に放り出されたような孤独にある息子に立ち上がるきっかけを与えたのは、令子が彼との日常から見出した、“指点字”という新たなコミュニケーションの“手段”だった。勇気をもって困難を乗り越えていく母子の行く手には、希望に満ちた未来が広がっていく。
松本准平
大学教授・福島智さんの幼少期から大学受験までの姿を描いた映画『桜色の風が咲く』から、小雪さんが母の強さを体現した本編シーン映像、日本語字幕付きバリアフリー予告編が解禁。
世界で初めて盲ろう者の大学教授となり、東京大学の教授として教鞭をとっている福島智さんの幼少期から大学受験までの姿を描いた映画『桜色の風が咲く』が11月4日(金)より公開決定。12年ぶりの映画主演となる小雪が主演を務め、福島智の青年期を田中偉登が演じる。