シネマカフェ的海外ドラマ生活 vol.17 新タイプの医療ドラマ「HOUSE」の人気の秘密は?

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「原因不明の病に冒された患者が病院に運び込まれる→ハウス先生とその部下たちが原因の究明に挑む→病気の理由が判明し、めでたしめでたし」が主なストーリーラインとなっている1話完結型医療ドラマ「HOUSE」。そんな「HOUSE」が高視聴率ドラマ「CSI:科学捜査班」の医療版を意識して製作されたのは前回もお話しましたが、実は「HOUSE」の人気の秘密は意外なところにあるのです。それは、何はさておき、主人公グレゴリー・ハウス先生のキャラクターがめちゃくちゃ型破りで面白いということ。医療ドラマとしては新感覚とも言うべき「CSI」風味な展開でもなければ、映画界の名監督が手掛けたスタイリッシュな映像でもなく、孤高の天才医師ハウスこそがドラマの鍵を握っているのです。

というのも、ひねくれ者のハウス先生は「患者は嘘をつくから診察しても意味がない」がモットーで、自分の担当患者となるべく接触しないよう逃げ隠れする始末。直接のケアは部下たちに任せ、自分は大好きな昼メロをリアルタイムで(要するに診療時間内の昼間から)むさぼり見ていたりもしちゃうのです。とはいえ、実は患者のことを誰よりも真剣に考えていて、医師としての責任感も人一倍。そのため、診察嫌いを公言しているくせに、親身になってうっかり患者と触れ合ってしまい、感動的なドラマを生んでしまう……それがハウス先生の人間味なのです。

また、毒舌であることに命をかけるハウス先生は、部下はもちろん、命の危機に瀕して息も絶え絶えになっている患者に対してさえも毒舌でめった斬り。けれど、その毒舌は大抵的を射ているため、決して嫌味ではないのです(たぶん)。そんなハウス先生ですから、意外と女性ウケはよく、部下でもある女性医師が彼にメロメロになるエピソードや、過去に付き合っていたインテリ美女が登場するエピソードも。「HOUSE」には、ドラマには欠かせない、主人公の恋に関するあれこれもきちんと詰まっています。

実は昨年、全米がハウス先生に首ったけになっていることがわかる、こんな出来事がありました。米テレビ界で最も重要だと言われるエミー賞で、ハウス先生を演じるヒュー・ローリーが主演男優賞候補に選ばれなかったのです。これには「候補入りしないなんておかしい!」「選考方法に問題があるんじゃないか!」とみなさん大激怒。かく言う私も激怒し、ふるふる震えたものです。では、そこまで愛されるハウス先生を演じるのはどんな人? ということで、次回はヒュー・ローリーと「HOUSE」を支えるキャストについてお話したいと思います。



「HOUSE」
毎週火曜日23:00よりFOX TVにて放送中

©2004 NBC, Inc. All rights reserved.
《text:Hikaru Watanabe》

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