先日、コラムのコーナーで、GWのお勧め映画連休に向けた“まとめ鑑賞”をおすすめさせていただきましたが、いかがですか? まとめ鑑賞やっていますか?私は仕事とからめて、「恋するアンカーウーマン」を一足お先にまとめ鑑賞させていただきました。海外TVドラマなら「アリーmy Love」、「セックス・アンド・ザ・シティ」、映画なら『プラダを着た悪魔』の流れを汲む作品といったところ。主人公は、ジャーナリズムの世界に生き、いつかはその頂上であるアンカーを目指しているペッパー・デニス。持ち前の押しの強さと勘の良さ、そして華やかな容姿を武器に、いつも突撃取材にいそしんでいるのです。仕事と愛に揺れる女心をコメディタッチで描いた作品。レベッカ以外のキャストは、今いちゴージャスさに欠けていますが(「ビバヒル」のジャネットも! 懐かしい〜)、華やかなマスコミ業界の裏側を覗ける上、今時の働く女性の本音をズバズバと明かすところが気持ちいい。ちょっぴり水戸黄門的なところも感じさせるエンディングも痛快なのです。もちろん、ファッションもとってもおしゃれ。何といっても、主演はかつてモデルとして有名女性誌の表紙を飾りまくったレベッカ・ローミン。エピソードに応じて、ビキニ、イヴニングガウンなどを着て七変化。まるで、ファッション誌をめくっているかのような楽しいビジュアルに満足できるのです。でも、私のお気に入りはTVリポーターらしい、きりりとしたキャリアファッション。フリーランスの私は、お仕事着なるものを持たなくなって早数年。こういう作品を観ていると、「ああ、スーツって素敵」とうっとり。でも、自分が着られないので、悶々とした気持ちを家人にぶつけてみたりして。先日も、うるさくうるさくまとわりついて、スーツを一着オーダーさせたのでした。かっこよくスーツを着こなす仕事人って、男女を問わず本当に素敵(いつぞやも、スーツへの熱い想いをコラムにしたためたような…)。だからと言って、私が突然、打ち合わせにスーツで現れたら、エディターたちは気持ち悪がることでしょうね…。そんなわけで、仕事に支障をきたす恐れまであるせいで、今やスーツは着られない身となった私。でも、このドラマをきっかけに、またもやスーツ熱が再発。ああ、人間って無いものねだりするものなのでしょうかね。「恋するアンカーウーマン」発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンレンタル開始:6月2日(土)発売日:7月6日(金)(DVD-BOX/12,600円(税込)/7枚組/全13話収録)© 2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.