クエンティン・タランティーノ監督の新作『イングロリアス・バスターズ』で、ナチス打倒に奮闘する米軍部隊を率いる中尉を演じるブラッド・ピット(写真)。先日、映画のプロモーションでドイツの週刊誌「シュテルン」のインタビューに応じ、トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』を批判したと一部で報じられたが、ブラピのマネージャーはこれを否定した。「People」誌にマネージャーが語ったところによると、この記事の内容は「正確ではないばかりか、ブラッドは『ワルキューレ』を観てもいません」とのこと。『ワルキューレ』は『イングロリアス・バスターズ』と同様、第二次世界大戦下が舞台。ヒトラー暗殺を企てたナチス軍人をトムが熱演している。「シュテルン」誌上では、ブラピが「第二次世界大戦を題材にした映画は今後も作られるだろうが、クエンティンが決定打を作ったと思う」と主演作について絶大な自信をのぞかせ、その流れで『ワルキューレ』について「馬鹿げた映画」と発言したとされていた。昨年末に公開されたものの、興行成績があまりふるわず、オスカーとも無縁だった『ワルキューレ』に対して、『イングロリアス・バスターズ』は先週21日に全米公開され、ボックス・オフィス初登場第1位という華々しいスタートを切った。日本公開は11月を予定している。