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ブラピ、「トム・クルーズ主演作を批判していない」

クエンティン・タランティーノ監督の新作『イングロリアス・バスターズ』で、ナチス打倒に奮闘する米軍部隊を率いる中尉を演じるブラッド・ピット(写真)。先日、映画のプロモーションでドイツの週刊誌「シュテルン」のインタビューに応じ、トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』を批判したと一部で報じられたが、ブラピのマネージャーはこれを否定した。

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『イングロリアス・バスターズ』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
『イングロリアス・バスターズ』 -(C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
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クエンティン・タランティーノ監督の新作『イングロリアス・バスターズ』で、ナチス打倒に奮闘する米軍部隊を率いる中尉を演じるブラッド・ピット(写真)。先日、映画のプロモーションでドイツの週刊誌「シュテルン」のインタビューに応じ、トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』を批判したと一部で報じられたが、ブラピのマネージャーはこれを否定した。

「People」誌にマネージャーが語ったところによると、この記事の内容は「正確ではないばかりか、ブラッドは『ワルキューレ』を観てもいません」とのこと。『ワルキューレ』『イングロリアス・バスターズ』と同様、第二次世界大戦下が舞台。ヒトラー暗殺を企てたナチス軍人をトムが熱演している。

「シュテルン」誌上では、ブラピが「第二次世界大戦を題材にした映画は今後も作られるだろうが、クエンティンが決定打を作ったと思う」と主演作について絶大な自信をのぞかせ、その流れで『ワルキューレ』について「馬鹿げた映画」と発言したとされていた。

昨年末に公開されたものの、興行成績があまりふるわず、オスカーとも無縁だった『ワルキューレ』に対して、『イングロリアス・バスターズ』は先週21日に全米公開され、ボックス・オフィス初登場第1位という華々しいスタートを切った。日本公開は11月を予定している。

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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