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【インタビュー】「香水はひとつの芸術」監督、俳優との共通点を語る『パリの調香師 しあわせの香りを探して』

香水も人生も、「調和」によって完成していくことを、情感たっぷりに映し出したのが監督のグレゴリー・マーニュと主演のエマニュエル・ドゥヴォスだ。2人のいるパリと東京を繋ぎ、映画について、香りについて話を聞いた。

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『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
(C)LES FILMS VELVET - FRANCE 3 CINEMA 『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
  • 『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
  • グレゴリー・マーニュ監督&エマニュエル・ドゥヴォス『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
  • グレゴリー・マーニュ監督&エマニュエル・ドゥヴォス『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
  • グレゴリー・マーニュ監督&エマニュエル・ドゥヴォス『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
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「幸せにしてくれる香り」は?


グレゴリー・マーニュ監督&エマニュエル・ドゥヴォス『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
――日々、様々な香りに接しているアンヌが、コプラ油の石鹸の香りを嗅ぎ、子ども時代を懐かしむシーンが美しくて大好きでした。お二人にとって、「幸せにしてくれる香り」はありますか?

エマニュエル:もちろん沢山ありますよ。古い、昔ながらの家の冷たいタイルの香り、丁寧にワックスが塗られた木の床の香り。そういう香りが私を幸せにしてくれます。まさに、祖父母の家の香りなんです。

グレゴリー:僕は、ブーランジェリーの香りですね。母方の実家がパン屋で、祖父の頃から代々継いでいるんです。店の中に入らずとも、裏口から漂うパンをこねている香り、パン作りの香りに幸せを感じますね。


限られた時間の中でも、作品への思いを、絶妙なコンビネーションで語ってくれた二人。「ありがとう、また日本に行きますよ!」と笑顔で手を振ってくれた。パリと東京と、距離離れていても確かに感じられた温かな人柄と、クリエイションへの真摯な姿勢は、この映画にしっかりと投影されている。最後に監督からはこんなメッセージも。

「この作品が日本で公開されるということに、とても感動しているんです。世界各国で公開されることに感激していますが、とりわけ日本はフランス人にとって、アートの国。見事な職人の技、几帳面で丁寧な仕事、細かいところまで行き届いた配慮でも知られています。感受性豊かでデリケートなという二つの形容詞がぴったりな国と思っています。だから、日本で観ていただけることに感動しています。ぜひ楽しんでください」

『パリの調香師 しあわせの香りを探して』(C)LES FILMS VELVET - FRANCE 3 CINEMA
《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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