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【インタビュー】永野芽郁&田中圭、絶妙な距離感から生まれた“親子”の信頼関係

永野芽郁と田中圭の朗らかな笑い声が上がると、室内のムードが一段と明るくなった。いつまでも眺めていたくなる2人の姿は、初共演した映画『そして、バトンは渡された』にて演じた、血のつながりのない親子に重なるようだった。

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田中圭&永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
田中圭&永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
  • 田中圭&永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
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  • 田中圭&永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
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  • 永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
  • 田中圭『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi
  • 永野芽郁『そして、バトンは渡された』/photo:Maho Korogi

永野さんを観察していた田中さん「結構わかりやすい!」



――現場で、「あ、本当に親子みたいだな」と感じたときもありましたか?

永野田中さんとの現場の距離感こそが、「あ、親子だな」とずっと思っていました。近すぎず、遠すぎず、ずっと話しているわけでもなく、同じ空間にいてもしゃべらない時間もあって。それは最初から田中さんが森宮さんという父親として、向き合ってくれていたからだと思います。

――田中さんは、意識していらしたんですね。

田中:最初のほうは、沈黙になるとどうしても「しゃべりかけたほうがいいのかな、コミュニケーションを取ったほうがいいのかな?」と思うんです。けど、まずお芝居でコミュニケーションが取れるなとわかりましたし、芽郁ちゃんを観察していると、結構わかりやすくて(笑)。嬉しそうなときは嬉しいのが出る、眠いときは眠いのが出る、本当に素直な反応をするんですよ(笑)。ふたりでソファに一緒に座ってスタンバイしているとき、何の会話もなくても、ぽーっとした顔をしていると、「あ、本当にぽーっとしてるんだろうな」と思うから放っておけるし、話したければ話せばいいや、という感じでした。

今思うと、そのすごく素直な感じは、親子というか、森宮さんとして見ている優子ちゃんの、問答無用の「自分が守らなきゃ、育てなきゃ」みたいなところに数%ぐらいはリンクしていたのかな、と思います。

――改めて、完成作をご覧になっての感動や一押しポイントなども教えてください。

永野:完成作を観ると、私が観ていないシーンもいっぱいあったので、「あ、このシーン、こうなっていたんだ!」と発見するところがすごく多かったです。登場人物がそれぞれを想い合いながら過ごしているから、人を想う気持ちがこんなに美しいものなんだな、と改めて感じました。それに、ダークさを感じさせない作品ができたことへの達成感と喜びみたいなものもありました。

――演じているときは、優子の心情に寄り添いすぎてしまい、苦しかったときもあったのでしょうか?

永野:ありました。「本当はこうしたかったのに…」と優子が思っているところは私もそう思っていたので。でも、それは完全に優子の気持ちだけだから、みんなのことを考えたら、もしかしたら自分本位な考え方かもしれないけど…という葛藤もあったりしました。


《text:赤山恭子/photo:Maho Korogi》

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