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中国における結婚の現実と“10年愛”描くラブストーリー『あなたがここにいてほしい』7月公開

中国で大ヒットを記録したラブストーリー『あなたがここにいてほしい』(原題:我要我們在一起/英題:Love Will Tears Us Apart)が、7月22日(金)より公開されることが決定し、本ポスターと予告編が解禁された。

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中国で大ヒットを記録したラブストーリー『あなたがここにいてほしい』(原題:我要我們在一起/英題:Love Will Tears Us Apart)が、7月22日(金)より公開されることが決定し、本ポスターと予告編が解禁された。

高校時代にリュー・チンヤン(チュー・チューシアオ)は、校内で出会ったリン・イーヤオ(チャン・ジンイー)に一目惚れ。なんとか彼女にラブレターを渡すが、それを生活指導担当のヤオ先生にみつかってしまう。頭を丸めて校内放送にて謝罪すれば見逃してやるという学校に対し、リューはその場を利用して彼女に愛を告白し退学となってしまう(1日目)。

いつしか一緒に住むマンション購入を夢見ながら生活を送るが、しのびよる現実にあらがえずに次第に空回りをするようになる。そんな中、リュー・チンヤンは学生時代からの友人であるダーチャオからの頼みで、大きなプロジェクトを仕切ることになり、かつての現場仲間を呼び寄せるが…。

本作は、2013年1月、2億人以上のユーザーを抱えている中国最大のソーシャル・カルチャー・サイト「ドウバン(豆瓣)」で大反響を呼んだ、とある投稿から生まれた“愛”の物語。投稿された“與我十年長跑的女友明天要嫁人了”(十年間一緒にいた彼女は、明日他人の嫁に行く)は、3650日におよぶ10年愛を綴った物語だった。幸せになるために愛しあう2人がともに助け合いながら一生懸命に生活していながらも、お金やマイホームなど様々な問題がふりかかる内容は、純愛というだけでなく、中国における結婚の現状に問題提起している点からも多くの観客が共感し、中国全土で社会現象を巻き起こした。

その投稿は映画界からも注目されることとなり、長年にわたり中華圏で活躍している台湾出身のプロデューサー、監督、脚本家のチェン・クォフーが本作品の映画化に名乗りを上げた。チェン・クォフーは、スピード勝負よりいい作品を作りたいという思いから、あえてすぐに映画製作をスタートせず、時間をかけてしっかり脚本を書くことに。最終的に8年の歳月をかけて、最高のラブストーリーを完成させた。

監督は、2017年に中国国内で大きな話題を呼び、ソーシャル・カルチャー・サイト「ドウバン」で8.6/10点の高得点を記録した配信ドラマ「マイ・ハックルベリー・フレンズ」を監督し、いま最も注目されているシャー・モー。主人公のリュー・チンヤン役は『流転の地球』「晩媚と影~紅きロマンス~」のチュー・チューシアオ(屈楚蕭)、恋人のリン・イーヤオ役は映画初主演となるチャン・ジンイー(張婧儀)。“ネットに投稿された実話小説”を原作とした2人の10年間の愛の記憶を瑞々しく熱演している。

またウォン・カーウァイ監督の『天使の涙』などの俳優のカレン・モクが主題歌 「empty world」を歌い、映画の世界観を盛り上げている。

解禁された予告編では、高校時代に出会った2人の愛の軌跡とままならない現実に翻弄される姿が映し出される。「2人がたどり着く未来とは?」とのナレーションが、愛し合う2人に降りかかる過酷な運命を示唆しているようで、その後の展開が気になる映像となっている。

『あなたがここにいてほしい』は7月22日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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