温かみのあるタッチと動きで、瑞々しく眩しい少年少女たちを描いたアニメーション作品を世に送り出し、いまアニメファンの中でも「柔らかい画のアニメーションを作る」「ほんとに温かくて好き！」「絵柄と色味が好き」など年々注目の集まっているアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」。長編アニメーション映画第3弾『雨を告げる漂流団地』が9月16日（金）にNetflixにて全世界独占配信＆全国公開されることに合わせ、これまでに「スタジオコロリド」が世に送り出してきた作品を一挙紹介する。
小学4年生アオヤマ君の、少し不思議で一生忘れないあの夏『ペンギン・ハイウェイ』
毎日世界について学んでいる勉強家な小学4年生のアオヤマ君。彼にとってはなかよしの歯科医院の“お姉さん”も研究対象だ。そして夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。ペンギンたちは、いったいどこから来たのか。ペンギンヘの謎を解くべく、アオヤマ君は“ペンギン・ハイウェイ”の研究をはじめる。
石田祐康監督による長編映画デビューとなった本作は森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」が原作。現実のすぐ近くに潜む非現実を描き出す森見登美彦の世界観を、無限の可能性を秘めた少年の瞳を通してみずみずしく映像化した本作は高く評価された。声の出演は、オーディションでアオヤマ君の役に選ばれた北香那と、『鉄コン筋クリート』や『花とアリス殺人事件』などでも声優経験のある蒼井優。“果てしない世界の謎”と“冒険”、そして押し寄せるペンギンたちは夏に必見。
“私”を見つける青春ファンタジー『泣きたい私は猫をかぶる』
猫に変身できる不思議なお面を持つ女子中学生の、恋と成長を描いた青春ファンタジー。いつも明るく陽気な中学2年生の笹木美代は、空気を読まない言動で周囲を驚かせ、「ムゲ（無限大謎人間）」と呼ばれている。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があり…？
「美少女戦士セーラームーン」「おジャ魔女どれみ」などで知られる佐藤順一と、スタジオジブリを経て現在スタジオコロリドにて数多く作品に参加してきた柴山智隆がW監督としてタッグを組んだ。脚本は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」で知られる岡田麿里が務めている。ムゲ役を「借りぐらしのアリエッティ」などで声優経験のある志田未来、ムゲが思いを寄せる日之出を「鬼滅の刃」などに出演する人気声優の花江夏樹が務め、ムゲと日之出の繊細で複雑な心情、そしてその葛藤を通じて成長する姿がじんわり温かく胸に響く作品となっている。
心躍る魔法のようなショートアニメ「陽なたのアオシグレ」
内気な小学4年生ヒナタは、クラスで人気者の女の子シグレのことが大好き。でもシグレと話をすることも出来ず、彼女のことを思い描きながら妄想する日々を送っていた。ある日、突然シグレが転校することに。悲しみに暮れるヒナタだったが、「僕はシグレちゃんに想いを伝えるんだ！」と決心し走り出す…！
『ペンギン・ハイウェイ』石田祐康が劇場公開デビューを果たしたショートアニメで、劇中挿入歌はスピッツの「不思議」。石田監督ならではの疾走感溢れるアクションシーン満載の胸キュンストーリー。
生き生きと動くポケモンたちを描いた「ポケットモンスター ソード・シールド」オリジナルアニメ「薄明の翼」
温もりのあるビジュアルとダイナミックな映像演出で、「ガラル地方」で暮らす若者たちの苦悩と葛藤をリアルに描いた「ポケットモンスター ソード・シールド」のオリジナルアニメ。
幼い頃から入院生活を送っている少年ジョンは、テレビ中継で初めてポケモンバトルを見た時からチャンピオン・ダンデの大ファン。いつかダンデの試合をスタジアムで観戦したいと夢見ている。その彼の元に、リーグ委員長のローズが訪れるところから物語は始まる― 各話で主人公が入れ替わる本作、物語をつなぐのは1台のそらとぶタクシー。様々な想いを乗せて、今日もそらとぶタクシーはガラルを飛んで行く！
2人の魔女が縦横無尽に躍動するファンタジーアクション！「BURN THE WITCH」
「BLEACH」の久保帯人による原作。「BLEACH」の世界観を引き継いでおり、舞台はロンドンの尸魂界（ソウル・ソサエティ）。遥か昔からロンドンに於ける全死因の72％は、人々が見ることのできないドラゴンと呼ばれる“異形の存在”が関わっていた。そして、自然ドラゴン保護管理機関「ウイング・バインド」（通称WB）の保護官である新橋のえるとニニー・スパンコールの魔女コンビの使命は、ドラゴンに接触できない人々に代わり、ロンドンに生息するドラゴンたちを保護・管理することだった。
背景美術をスタジオコロリド美術部が務め、アニメーション制作をteamヤマヒツヂと、「スタジオコロリド」が務めたファンタジー劇場中編アニメーション。監督は、「PSYCHO-PASS サイコパス 2」の作画監督や「甲鉄城のカバネリ」のアクション作画監督を務めた川野達朗。
“漂流団地”でひと夏の不思議な冒険が始まる！最新作『雨を告げる漂流団』
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スタジオコロリド長編アニメーション映画第3弾は大海原を漂流する“団地”でのひと夏の不思議な冒険を描いたファンタジー。小学6年生の航祐と夏芽は、団地で育った幼馴染。夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。その団地は、航祐と夏芽が育った思い出の家。航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、謎の少年・のっぽの存在について聞かされる。すると突然不思議な現象に巻き込まれ、気づくと、あたり一面の大海原に団地ごと漂流していてーー。果たしてこどもたちは元の世界へ戻れるのか？
監督は『ペンギン・ハイウェイ』で29歳の若さにして初の長編監督を務め、高い評価を受けた石田監督。キャラクターデザイン・キャラクターデザイン補佐に『ペンギン・ハイウェイ』『泣きたい私は猫をかぶる』でも活躍した永江彰浩と加藤ふみが再びタッグを組み、キャストには田村睦心と瀬戸麻沙美をW主演に迎え、村瀬歩、山下大輝、小林由美子、水瀬いのり、花澤香菜ら人気声優陣がキャラクターに命を吹き込む。
そして主題歌＆挿入歌を、アニメ作品初のタイアップとなる「ずっと真夜中でいいのに。」が書き下ろすなど、盤石の布陣が敷かれた。泣いたりケンカしたり、仲直りしたり…。漂流する団地でのサバイバルを通して、こどもたちの成長をみずみずしく描いていく。
『雨を告げる漂流団地』は9月16日（金）よりNetflixにて全世界独占配信＆全国にて公開。
