空間を自在に移動できる力を持ち、その能力を利用して個人的な利益や歴史を変えてきた人々がいる。彼らの名は“ジャンパー”。デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)も、その遺伝子を継ぐ一人であった。その才能に目覚め、15歳で単身ニューヨークへと旅立った彼は、銀行の金庫室へと瞬間移動、まんまと大金をせしめる。だが、その存在に気づいた男がいた。“ジャンパー”を悪とみなし、彼らの抹殺を使命とする組織“パラディン”のローランド(サミュエル・L・ジャクソン)である。そして10年後、デヴィッドは世界中を飛び回り、自らの特権を謳歌していた。だが、同じジャンパーの一人、グリフィン(ジェイミー・ベル)という青年が現れてから、デヴィッドはパラディンたちの襲撃に遭い、そしてジャンパーの宿命と秘密について知ることになる…。『Mr.&Mrs. スミス』のダグ・リーマン監督が、スティーブン・グールドの小説「ジャンパー/跳ぶ少年」を映画化したSFアクション・アドベンチャー。
ダグ・リーマン