『シュレック』、『ビー・ムービー』と愛らしいキャラクターを生み出してきたドリームワークス・アニメーションが次に主人公に迎えるのは、カンフー・オタクのパンダ。ジャック・ブラック、ジャッキー・チェン、ダスティン・ホフマンら超豪華声優キャストを揃えて贈る『カンフー・パンダ』が、この夏公開される。これに先駆け、このたび本作と横浜中華街とのタイアップが決定、中華街のマスター・コンシェルジュ(観光ガイド)に選ばれた、主人公であるパンダの“ポー”が、2月8日(金)の春節(旧正月)パレードに登場した。140年の歴史を誇る中華街にとって、このようなタイアップを行うのは今回が初めて。“ラーメン屋の息子で、大食い、食べるの大好き”という主人公・ポーのキャラクターから、配給サイドが横浜中華街発展会協同組合に話を持ちかけたところ、組合側が快諾したとのこと。「世界的大手映画会社とコラボレーションし、主人公のパンダ・ポーという、北京オリンピックイヤーにふさわしいインターナショナル色豊かなキャラクターと組むことで、横浜中華街のいま以上の集客を図っていきたい!」という同組合の広報部長・李宏道氏のコメントにもあるように、迫る北京オリンピック開催も大きな引き金となっているようだ。そしてこの日、大勢の人々が詰めかけたパレードでは、剣を振り回す雑技師との予想外のカンフー対決や、獅子舞と一緒に行脚する一幕などが披露され、子供から大人まで例年にない盛り上がりを見せた。今後は、北京五輪をパブリックビューイング形式で放映し、会場でポーが盛り上げることなども検討されており、かつてない大型タイアップ企画が続々と進行しているという。8月の北京五輪に向けて、本作以外にも『少林少女』、『ミラクル7号』と、カンフーブームの再来、そして中国ブームを予感させる作品が目白押しの2008年。そんな中、カンフー・オタクだけどぐうたらな“ポー”が、どんな快進撃を見せてくれるのか? 『カンフー・パンダ』は7月26日(土)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。