【カンヌ現地レポ 02】是枝監督、観客の反応に「安心した」 『空気人形』初披露

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『空気人形』チーム、カンヌに登場(左から)是枝裕和監督、ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路 (photo:Ayako Ishizu)
  • 『空気人形』チーム、カンヌに登場(左から)是枝裕和監督、ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路 (photo:Ayako Ishizu)
14日夜、是枝裕和監督の『空気人形』が「ある視点」部門で上映され、是枝監督、主演のペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路がカンヌのレッドカーペットに登場した。

『空気人形』は、日本からは今年唯一の公式出品作。2001年の『DISTANCE』、2004年の『誰も知らない』に続いてカンヌ3度目という是枝監督は笑顔を見せていたが、真っ赤なディオールのドレスに身を包んだペ・ドゥナをはじめキャスト3人は緊張した様子。しかし上映後には、観客として来場したフランスの大女優ジュリエット・ビノシュをはじめ会場全体から熱い喝采を受け、是枝監督も「上映中は緊張していたんですが、観客の反応が良くてほっとしました」と喜びを語った。

韓国の人気女優であるぺ・ドゥナは、出演作が上映されたことはあったがカンヌ訪問は初めて。上映後に行われた日本向けのミニ会見では、「レッドカーペットを歩くのは楽しかったです。良い経験になりました」とニッコリ。ARATAは、「『DISTANCE』以来2度目ですが、また是枝監督と一緒に来られて嬉しいです。カンヌは良い緊張と興奮を覚えます」と語った。

4人の中でも特に緊張していたのが、番組の衣裳だという真っ白なタキシードで登場した板尾創路。上映終了が深夜1時近くで、さらにその後も取材があるという、“カンヌ時間”にとても驚いたそうで「何もかもが新鮮。こんなに夜遅くまでみんなが動いていて、すごいな。パワーを感じますね」とコメント。しかし、ペ・ドゥナに「相手役のARATAさんには本当に助けられました。板尾さんは普段は物静かで、私が話しかけても素っ気無いんです。でも演技になると、ものすごいカリスマ性がある。狂気の人です(笑)」と言われて苦笑いだった。

『空気人形』は、心を持ってしまった人形と、空虚な心を抱えた人々が織り成す、温かくも切ないラブストーリー。「ある視点」部門の受賞結果は23日(現地時間)に発表される。

(text/photo:Ayako Ishizu)

第62回カンヌ国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2009/news.html
《text:cinemacafe.net》

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