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『ヘブンズ・ドア』で福田麻由子が得たもの 「自分の常識が通じない役に挑戦したい」

ボブ・ディランの名曲を基にドイツで誕生し、大ヒットを記録したロードムービーを『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアス監督がリメイク、TOKIOの長瀬智也の20代最後の主演映画としても大きな話題を呼んだ『ヘブンズ・ドア』。オリジナル作品との最も大きな違いとして、製作当初から注目を集めていたのが、主人公を成人男性の2人組から28歳の男と14歳の少女という組み合わせにしたこと。このリメイク版の成否の鍵を握る少女・春海を演じたのが、ドラマに映画に引っ張りだこ、春海と同じ14歳にして実力派女優として活躍する福田麻由子である。早くもDVD化される本作について福田さんに話を聞いた。

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『ヘブンズ・ドア』 福田麻由子
『ヘブンズ・ドア』 福田麻由子
  • 『ヘブンズ・ドア』 福田麻由子
  • 『ヘブンズ・ドア』 -(C) 2009アスミック・エースエンタテインメント/フジテレビジョン/ジェイ・ストーム
  • 『ヘブンズ・ドア』 福田麻由子
  • 『ヘブンズ・ドア』DVD
ボブ・ディランの名曲を基にドイツで誕生し、大ヒットを記録したロードムービーを『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアス監督がリメイク、TOKIOの長瀬智也の20代最後の主演映画としても大きな話題を呼んだ『ヘブンズ・ドア』。オリジナル作品との最も大きな違いとして、製作当初から注目を集めていたのが、主人公を成人男性の2人組から28歳の男と14歳の少女という組み合わせにしたこと。このリメイク版の成否の鍵を握る少女・春海を演じたのが、ドラマに映画に引っ張りだこ、春海と同じ14歳にして実力派女優として活躍する福田麻由子である。早くもDVD化される本作について福田さんに話を聞いた。

公開から少し時間を置いたいま、ふり返ってみて、彼女にとってこの『ヘブンズ・ドア』とはどのような作品だったのだろうか?
「この作品以前は、どれだけ役柄に近づけるか、気持ちになり切れるかということだけを考えてずっとやっていました。もちろん、いまでもそれが一番大切なことだとは思うんですけど、実際に観客からどう見えるのか? カメラにはどう映ってるのか? といったことも考えなくちゃいけないんだなっていうことに気づかされました。気持ちの部分と見た目の部分のお芝居の両方を気にするというのは、これからの自分の課題なのですが、そのことに気づけたのがすごく大きかったなと思います」。

そこに気づくきっかけとなったのは、アリアス監督との出会いだった。
「映像へのこだわりが特に強い監督で、芝居の説明のときも、どういう映像が撮りたいか、どういう画が見えているのか説明してくださるんです。そういう監督さんとお仕事するのは初めてで、衝撃的でした」。

14歳にして死と向き合う春海を演じて、自身の内面に起こった“変化”についてもこう語る。
「(長瀬さん演じる勝人と春海の)2人とも、そのときのことしか考えてない、いまを精一杯生きているんです。それは実は、自分には出来ていないことで…。私は何をするにも『これをやっておけば明日は楽かな』とか先のことを考えちゃうんです。“いまのことしか考えない”って時に悪いことのように聞こえるけど、それができる人ってかっこいいな、って思いましたね」。

さらに、小さい頃から病院の世界しか知らない春海との共通点に話題が及ぶと、こんな思いを…。
「私自身、小さい頃からこの仕事をしてきて、他人にはできない経験をさせてもらっているな、と思う一方で、同世代の子と比べて私だけが経験していないことってたくさんあるんだろうな、とも思います。ここしばらく、初めてというくらいゆっくりできる時間があって、学校にも行けて気づいたことがいっぱいありました。学校の友達関係って結構大変なんだな、とか(笑)。あとは本や音楽、自分の好きなものと言えるものが見つかりました」。

ちなみに好きなミュージシャン、作家を尋ねると「いまはミシェル・ガン・エレファントがすごく好きです。本だと、町田康さんにハマッてます」と笑顔で答えてくれた。

最後に今後について聞いてみた。
「いろんな仕事をしてみたいなと思いますが、やっぱり映画の仕事がすごく好きですね。いままでやってきて分かってきた部分もあるし、逆に続けてきて視野が狭くなっているところもあるのかな、と。だからこそ、もっと挑戦、冒険してみたいという気持ちもあります。いままでやったことのない、180度芝居のやり方の違う役や、自分の中での芝居に対しての常識が通じないような役っていうのをやってみたいなと思います」。

「具体的にやってみたい役はありますか?」そう尋ねると、同世代で活躍する女優さんの名を挙げ、この日、一番とも言える熱のこもった口調で答えてくれた。
「『セクシーボイスアンドロボ』っていうドラマが本当に好きで、全部で30回ぐらい見てるくらい、本っ当に好きで(笑)。あの作品で大後寿々花さんのすごいファンになりましたし、本当に憧れてます。寿々花ちゃんと松山ケンイチさん演じるロボとの芝居が本当にいいなぁって!(笑)」。

『ヘブンズ・ドア』DVD
価格:3,990円(税込)

『ヘブンズ・ドア』初回限定生産2枚組プレミアムBOX
価格:6,825円(税込)

『ヘブンズ・ドア』Blu-ray
価格:5,985円(税込)

発売元:アスミック・エース エンタテインメント
販売元:ポニーキャニオン
《シネマカフェ編集部》

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