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映画のリアル・ヒロインに接近! 来日天才サーファーに学ぶ信じる勇気、生きる誇り

「誰かが希望を見出す手助けができるなら、私が腕を失った価値はあったと思う」──これは現在、プロサーファーとして活躍するハワイ州カウアイ島生まれの22歳、ベサニー・ハミルトンの言葉。幼い頃から天才サーファーと呼ばれていた彼女に悲劇が降りかかったのは9年前。プロになるべく練習していた最中にサメに襲われ、左の腕を奪われてしまった…。予期せぬ事故によって人生が変わってしまうことは誰にでも起こりうることかもしれない。けれど、彼女が奇跡のソウル・サーファーと呼ばれることには理由がある。それは、片腕を失ったことを嘆くのではなく、いかに大好きなサーフィンを続けることができるのかと前向きに努力し続けたことだ。映画『ソウル・サーファー』は、実在する少女ベサニーの勇気と奇跡を映画化した感動の人間ドラマ。

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『ソウル・サーファー』ベサニー・ハミルトン
『ソウル・サーファー』ベサニー・ハミルトン
  • 『ソウル・サーファー』ベサニー・ハミルトン
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  • 『ソウル・サーファー』 -(C) Disney
「誰かが希望を見出す手助けができるなら、私が腕を失った価値はあったと思う」──これは現在、プロサーファーとして活躍するハワイ州カウアイ島生まれの22歳、ベサニー・ハミルトンの言葉。幼い頃から天才サーファーと呼ばれていた彼女に悲劇が降りかかったのは9年前。プロになるべく練習していた最中にサメに襲われ、左の腕を奪われてしまった…。予期せぬ事故によって人生が変わってしまうことは誰にでも起こりうることかもしれない。けれど、彼女が奇跡のソウル・サーファーと呼ばれることには理由がある。それは、片腕を失ったことを嘆くのではなく、いかに大好きなサーフィンを続けることができるのかと前向きに努力し続けたことだ。映画『ソウル・サーファー』は、実在する少女ベサニーの勇気と奇跡を映画化した感動の人間ドラマ。

5月23日(水)、『ソウル・サーファー』のジャパン・プレミアのゲストとして、よみうりホールのステージに立ったベサニー・ハミルトン。「アロハ〜!」という挨拶と共にとびきりの笑顔を見せ、大きな拍手と歓声を一身に浴びた。第一印象は「明るい少女」。映画の中でベサニーを演じたアナソフィア・ロブは、天真爛漫で涙ひとつ見せずに試練と向き合う明るく強いヒロインを作り上げているが、スクリーンに映し出されるベサニーに嘘偽りがないことは、この日登壇したベサニー本人の輝きが証明していた。ジャパン・プレミアに特別参加した「シネマカフェSweet映画部(シネマカフェ読者)」の4人(菅谷由季さん、石橋洋子さん、森すずかさん、森わかなさん)も、ベサニーの魅力に引き寄せられた。「諦めないこと、挑戦し続けることに感動しました!」と、石橋洋子さん。「映画の中で、もし腕を失う前に戻れるとしたら? という質問を受けるんですけど、ベサニーは『過去は変えられないけれど周りのサポートや愛を抱えきれないほどもらっている』と答えているんです。起きてしまった物事自体は変わらなくても、視点を変えることで気持ちを変えることができることを彼女から学びました」。

なぜ、ベサニーはそこまで前向きになれるのか? それは母親から「マーメイド=人魚」と呼ばれるほど海で過ごし、ただ純粋に海とサーフィンを愛していたから。事故の後も「海やサーフィンに対する愛情や情熱は変わっていない」とベサニーはこの日も会場に向けて話した。「事故の後は、またサメに遭遇するのかもしれない…という恐怖よりも、片腕になったことでサーフィンを続けられないのではないか…という恐怖の方が強かったんです。何が何でもサーフィンをやる! そういう決意で海に戻りました。事故後の方が事故前よりもさらに楽しめています」。一命を取り留めただけでも奇跡であるのに、彼女は事故後わずか1か月でサーフィンを再開し、現在に至る。

森わかなさんは、「当時13歳にしてあれほど熱中できるものがあることが羨ましくもありました。私自身は熱中するものもなかったし、大きな挫折もなかったので、羨ましいですね。実際のベサニーさんはごく普通の22歳の女の子に見えるけれど、ものすごくキラキラしていて自信に満ちあふれている。それは、事故や挫折を乗り越えてきたからなのかなって思いました」。ベサニーの人柄に惚れたと話す。ベサニー自身は「片腕を失ったことは、人によってはとんでもない悲劇だと感じる人もいますが、私は失った腕を取り戻したいとは思わないんです。何かの理由があって、何かの意味があって、片腕を失くしたんだと思っているので。サーフィンをしていることも何か使命があると思っています」。その言葉に、森すずかさんもひとしきり感動。「どんな状況でも強く信じて前に進んでいくということを教えてもらいました。彼女の葛藤、家族の葛藤にも心打たれましたね」。ベサニーの前向きな生き方を参考にしたいと語る。

そして、ジャパン・プレミアでのトークの中でベサニーがどれだけサーフィンを愛し、自分に誇りを持っているかを感じさせるコメントがある。それは「映画は、自分と家族が苦難を乗り越えて前に進んでいく姿を忠実に素敵に描いてくれました。ただ、最初に試写を観たとき、サーフィンのシーンで納得できない箇所があったんです。私はもっといいサーフィンができるのに! と思ってしまって…。実は映画が完成した後に撮影隊とタヒチに行って、私自身がスタントをやってシーンを撮り直しました」。そんな迫力あるサーフィンのシーンに、菅谷由季さんは「どうやって撮っているんだろう!?」と興味と感動を抱き、さらにベサニーと家族、友人、彼女を支える人々との絆にも涙したそう。「本人が一番つらいはずなのに、一番強くあろうとする。家族愛はもちろん周りの人をどれだけ大切にしているかが伝わってきました。特に私自身が最近父親と話をしなくなっていたので、お父さんのトムがベサニーにアドバイスをするシーンが良かったですね。これからは、父親を始めいろいろな人と話をしようと思います」。

4人の読者が深く感動したように、前向きに生きる、諦めずに生きる──ベサニー・ハミルトンが歩んできた奇跡の道は、映画『ソウル・サーファー』を通じて、すべての人に勇気と感動をもたらすだろう。



特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!
http://www.cinemacafe.net/ad/soulsurfer
《text:Rie Shintani》

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