※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

オスカー前哨戦のサテライト・アワード、『世界にひとつのプレイブック』が主要5部門を制覇

オスカー獲得を目指す賞レースのシーズンがいよいよ始まり、今月16日(現地時間)に前哨戦の一つである第17回サテライト・アワードが発表になった。ゴールデン・グローブ賞4部門ノミネート作『世界にひとつのプレイブック』が作品賞、監督賞など5部門を制覇した。

最新ニュース ゴシップ
注目記事
ビバリー・ヒルズにて行われた『世界にひとつのプレイブック』試写会に出席したブラッドリー・クーパー -(C) ロイター/AFLO
ビバリー・ヒルズにて行われた『世界にひとつのプレイブック』試写会に出席したブラッドリー・クーパー -(C) ロイター/AFLO
  • ビバリー・ヒルズにて行われた『世界にひとつのプレイブック』試写会に出席したブラッドリー・クーパー -(C) ロイター/AFLO
オスカー獲得を目指す賞レースのシーズンがいよいよ始まり、今月16日(現地時間)に前哨戦の一つである第17回サテライト・アワードが発表になった。ゴールデン・グローブ賞4部門ノミネート作『世界にひとつのプレイブック』が作品賞、監督賞など5部門を制覇した。

愛する人を失い、心に傷を負った男女の再生を描くデヴィッド・O・ラッセル監督のロマンティック・コメディとなる本作はこのほか、主演のブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスがそれぞれ主演男優賞、女優賞を受賞、編集賞にも輝いた。ラッセル監督の脚色賞受賞も目されていたが、同賞はアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』に譲った。『ライフ・オブ・パイ〜』は撮影賞も受賞した。

エンターテインメントのジャーナリストが所属する国際プレス・アカデミー(IPA)が選ぶサテライト・アワードは独自のチョイスが目を引く。8部門でノミネートされ、1月に発表される第70回ゴールデン・グローブ賞で最多7部門にノミネートされている『リンカーン』は美術賞のみの受賞。助演男優賞は『007 スカイフォール』で怪演を見せたハビエル・バルデムが受賞。

外国語映画賞は、日本でも大ヒット中の『最強のふたり』とキム・ギドク監督の『Pieta』(原題)がタイで並んだ。

受賞結果は以下の通り。

第17回サテライト・アワード 受賞結果一覧
作品賞:『世界にひとつのプレイブック』
監督賞:デヴィッド・O・ラッセル(『世界にひとつのプレイブック』
主演男優賞:ブラッドリー・クーパー(『世界にひとつのプレイブック』
主演女優賞:ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』
助演男優賞:ハビエル・バルデム(『007 スカイフォール』
助演女優賞:アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』
オリジナル脚本賞:マーク・ボール(『ゼロ・ダーク・サーティ』
脚色賞:デヴィッド・マギー(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
外国語映画賞:『最強のふたり』、『Pieta』(原題)
ドキュメンタリー賞:『Chasing Ice』(原題)
アニメーションおよびミックス・メディア賞:『不思議の国のガーディアンズ』
撮影賞:クラウディオ・ミランダ(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
美術賞:リック・カーター(『リンカーン』
衣裳デザイン賞:マノン・ラスムッセン(『The Royal Affair』原題)
オリジナル作曲賞:アレクサンドル・デスプラ(『アルゴ』
オリジナル歌曲賞:「Suddenly」(『レ・ミゼラブル』
音響賞:『レ・ミゼラブル』
視覚効果賞:『フライト』



© ロイター/AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

+ 続きを読む

特集

【注目の記事】[PR]

関連記事

特集

page top