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『アベンジャーズ』No.1の硬派、C・エヴァンスが明かす“ヒーロー”の副作用

「100年に一度の映像プロジェクト」として、世界中で歓喜の嵐を巻き起こしているアクション超大作『アベンジャーズ』。夏休み映画の本命としてここ日本でも好スタートを切り、連日盛況を見せている本作だが、注目すべきは20代の女性同士の来場が多く見受けられているということ。正義のために力を合わせて戦う男たちの姿が女子たちのハートをしっかりと捕らえているようだが、その中でも“硬派”なヒーローとして女性の人気を集めるのが、クリス・エヴァンス扮するキャプテン・アメリカ。ただ一人、70年前のアメリカから時代を超えて、現代の最強軍団“アベンジャーズ”の仲間入りをする彼にクリスが寄せる思いを明かしてくれた。

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『アベンジャーズ』 TM&-(C) 2012 Marvel & Subs.
『アベンジャーズ』 TM&-(C) 2012 Marvel & Subs.
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「100年に一度の映像プロジェクト」として、世界中で歓喜の嵐を巻き起こしているアクション超大作『アベンジャーズ』。夏休み映画の本命としてここ日本でも好スタートを切り、連日盛況を見せている本作だが、注目すべきは20代の女性同士の来場が多く見受けられているということ。正義のために力を合わせて戦う男たちの姿が女子たちのハートをしっかりと捕らえているようだが、その中でも“硬派”なヒーローとして女性の人気を集めるのが、クリス・エヴァンス扮するキャプテン・アメリカ。ただ一人、70年前のアメリカから時代を超えて、現代の最強軍団“アベンジャーズ”の仲間入りをする彼にクリスが寄せる思いを明かしてくれた。

『アベンジャーズ』に参加する前に『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』で主人公キャプテン・アメリカを熱演しているクリスは、この大役を与えられた当初の心境を「怖ろしかった。だからすぐには『イエス』と言わなかったんだ。ものすごい責任を負うことになるけれど、同時に、とてもエキサイティングでスリリングなことでもあると思った」とふり返る。本作での好演を経て、再び同じスーツに身を包むことに胸を弾ませたという彼は、何よりも“アベンジャーズ”のチームとして完璧な化学反応に自らも魅了されたという。
「出演者全員のそれぞれの演技スタイルがとてもうまく織り合わさっているんだ。僕らはみんな似たようなアプローチで役に臨んでいるから、そのおかげで上手くいっているようだ。以前、別の作品では、撮影のとき以外でも役になりきる、近寄りがたい共演者がいたけれど、今回の作品ではそういう人はいなかったんだ。一方で、準備不足の役者はひとりもいなかった。完璧に準備しつくしていて、自由自在に自分の役に出入りできる人もいたほどだよ。ロバート・ダウニーJr.がアイアンマンを演じるのはこれが3度目。彼はあの役柄を知りつくしているね」。

さらに、クリスは『アベンジャーズ』の見どころについてジョス・ウェドン監督との共同作業をふり返りながら説明する。
「彼は最高の監督だよ。撮影現場にはたくさんの役者たちがいて、その多くが脚本に対して自分なりの意見を持っている。演者全員の要求に全て応えるのは至難の業だよ。でもジョスはそれぞれの演者と個々に語り合う。誰か1人が問題を抱えていたとしたら、彼はその内容を理解しようと努力する。それがセリフの問題だったとしたら、ジョスだからこそ巧みに書き直してくれる。彼はまるでトランプを切るように言葉をシャッフルさせて、見事に改良して見せるんだ。彼はまた、アクション・シーンにおける登場人物の成長や人間関係のバランスも重視していた。『アベンジャーズ』を面白い作品にしている要素のひとつは、大きなアクション・シーンが単にヒーローが敵と戦うことだけを描いたものではないということだね。ヒーローたちはお互いの中での自分の役割を見出してチームになろうとしている。彼らの“不和”がアクション・シーンに面白さを生みだしていると思うんだ」。

ここまでの個性を持ち合わせた大人たちが1つのチームともなれば、普通ならばリーダーを求めてしまうものだが、クリスは「僕は自分がリーダーだと言うつもりはまるでないんだ」と語気を強める。では、ただ一人、ハイテクノロジーの次元が全く異なる時代から召集されたキャプテン・アメリカとして、彼が目指した“役割”とは何だったのか?
「ありがたいことにスティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)という人物は、根が善人で高い道徳観と価値観を持っているんだ。彼の道徳観や価値観は、他人との接し方がいまとは違った時代に養われたものだよ。人と人のつながりはもっと深いものだった。現在はテクノロジーなどのおかげで、そういう部分が全て一歩後退してしまったように感じるんだ。女の子をデートに誘うのでさえ、実際に声をかけることなくバーチャルでできてしまうほどだからね。スティーヴがいた世界とはそこが違うから、そういう部分に慣れるのは大変だと思う。彼が信じ、支持し愛していた多くのことが変わっていたんだからね。彼は現代社会との関わり方を見いだそうとしているんだよ。そして、彼は善のシンボルになろうとしているんじゃないかな。思いやり、忍耐、正直さ、強い価値観をもった善人になろうとしているんだ」。

ちなみに、そのお手本とすべきヒーロー、キャプテン・アメリカを演じる上でクリス自身にとっても嬉しい副作用もあるのだとか。
「いつも思いあがっているようなヤツを演じていると、家に帰ってもそういう態度が出てしまう。スティーヴは善人で正しい行ないをする男なんだ。この男をさんざん演じた日には、家に帰ってからも『もっと良い人間になろう。もっと優しく、もっと忍耐強い男にならなければ』なんて思ってしまうんだよ」。

まさに、身も心もヒーローたるべき男像に染まっている様子のクリス。この先も『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』の続編も決定しており、まだまだこの訓練の日々は続きそうだが、ほかのヒーローたちはもちろん、ぜひとも彼の成長ぶりに期待したいところ。

『アベンジャーズ』は全国にて公開中。

特集:この夏アツイ!男たち
http://www.cinemacafe.net/special/heroes
《シネマカフェ編集部》

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