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【インタビュー】のん、“リミッター”を意識しても譲れないこだわりとは?

「やりたいことはとことんやる!」というポリシーのもと表現活動に突き進む“のん”。女優・ライブ・アート・映画監督……とジャンルは問わない。

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のん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』/photo:Madoka Shibazaki
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  • のん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』/photo:Madoka Shibazaki

こなれていくことは一生したくない


片渕監督の映画作りにほだされたのんさん。体調面では「蕁麻疹になったらしっかり体調を整えるようにしなければいけない」とリミッターを意識するようになったと言うが、それでも自身の好奇心にはふたをすることはできないようだ。「やりたいと思ったことにはブレーキをかけないようにしています。今日も朝から取材だったのですが、昨晩お布団に入ったあと、衝動的に曲が作りたくなってしまい、ギターを弾きながら歌詞を書いて、一曲作ってしまったんです」と笑う。“体調面”がやや心配になる発言だが、楽しそうな語る彼女の表情は明るい。

瞬間に生まれた感情を表現すること――。こうした行動をとることで、のんさんは「常に新鮮でいること」ができるという。「こなれていくことは一生したくない」と強い視線で語る。

のん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』/photo:Madoka Sibasaki
その意味で、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、新たな発見がたくさんあった。象徴的だったのが、すずさんがラストに子どもを連れて帰るシーンだ。前作でのんさんは片渕監督から「ここですずさんは母親になるから、お母さんの役もやってください」と言われたという。そのときのんさんは「子どもを連れて帰るからお母さんなんだな」と納得したが、今回、新たなシーンが追加されたことで、「母親という気持ちに到達するまでの積み重ねた感情が重なり合った」と役へのアプローチ方法がまったく変わった。

余白がたくさんあるからこそ、解釈によって180度キャラクターが変わってしまうことがある」と作品の特徴について語ったのんさん。だからこそ、何気ない会話や行動には、さまざまな感情が隠されている。「やればやるほど奥が深い。改めてすごい映画だと感じました。長い期間携われたことは大きな財産です」と目を輝かせながら、作品に参加できたことへの感謝を述べていた。

のん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』/photo:Madoka Sibasaki
《text:Masakazu Isobe/photo:Madoka Shibazaki》

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