今回は新春に相応しい(?)要注目ドラマをご紹介。このコラムでも何度か触れている「デクスター」がいよいよDVDでリリースされます。
昨年の今頃、ドキュメンタリー『アース』が公開された。それは、『ディープ・ブルー』('03)のスタッフが再び集結し、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラなど様々な動物たちを追いかけ、地球がいかに美しい星であるかをスクリーンに映し出した感動作。そして、1年後の2009年1月。またも彼らによるドキュメンタリーがお披露目となる。今回は体長30センチの小さな動物、ミーアキャットが主人公だ。
ポップスター、セックスシンボル、オピニオンリーダー。デビュー当初から世間を騒がせ、世界中でカリスマ的人気を誇るミュージック界の女王、あのマドンナが映画を撮った! 彼女が初めて映画監督に挑んだ『ワンダーラスト』。マドンナの監督としての才能をどう見るか? 人気女性コラムニスト3人による特別連載をお届けします(全3回)。
HAPPY NEW YEAR!
デビュー作『リトル・オデッサ』('94)でヴェネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)に輝き、続く2作目の『裏切り者』('00)では骨太な社会派サスペンス! と、話題を集めたジェームズ・グレイ監督。彼と仕事をしたキャストの多くがその才能を認めるハリウッドの逸材である。3作目の『アンダーカヴァー』は『裏切り者』に続いて、再びホアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグとタッグを組んだアクション・ドラマだ。
みなさん、素敵なクリスマスを過ごし、サンタさんにたくさんプレゼントをもらいましたか!? ここアメリカのみんなももちろん、クリスマスが大好きです!
「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」の主人公はサラ&ジョン・コナー母子ですが、もちろん注目キャラクターは2人だけではありません。今回はコナー母子に関わる2人をご紹介しましょう。
ここアメリカでもいよいよクリスマス! いま私は兄のいるポートランドを訪れているのですが、毎日のように大雪に見舞われています…。とにかくここ最近、アメリカは異常な寒さで、いつもは暖かいカリフォルニアのロングビーチにも数日前にはなんと雪が降りました! 信じられません!
ジャック・バウアーことキーファー・サザーランドが、「24」の撮影オフに主演したサスペンス・ホラー。ユ・ジテ主演の韓国映画『Mirror 鏡の中』('03)を、『ハイテンション』('03)、『ヒルズ・ハブ・アイズ』('06)などの血みどろ描写で脚光を浴びたフランス人監督、アレクサンドル・アジャがハリウッド映画としてリメイクしている。
マドンナ姐さん、やってくれましたね。不仲説が囁かれて数年。別居を経て、先月21日に、ようやくガイ・リッチーとの離婚が成立したそうです。彼に対し、最大で約9,200万ドル(約84億円)の財産分与を行ったとされ、いまやメディアは大騒ぎ。結婚前契約を結んでいない場合、婚姻中に築いた財産は夫婦の共有財産とされるのが欧米での常識。稼ぎの多い側に有利になるように働くこの契約は、もはやセレブの常識ですから、これを結んでいなかったというのは確かに驚きの事実でした。
面白い小説を映画として観たいと思うこともあれば、“○○の映画化”、“○○シリーズ”というマンネリな状況に飽きてしまうこともある。そこで、新鮮な空気を吹き込んでくれるのがオリジナル脚本の存在だ。どんな題材なのか、どんなストーリーなのか、全く知らないからこそ楽しみも膨らむ。今回紹介する『ラースと、その彼女』もそんなドキドキを与えてくれるヒューマン・ドラマだ。
すでに世界中の映画ファンがご存知のとおり、ここアメリカでは“賞レースシーズン”に向けて準備が着々と進められています! まず始めにゴールデン・グローブ賞、そして最終的にアカデミー賞がやってきます。今回は、先週発表されたばかりの本年度のゴールデン・グローブ賞に注目してみたいと思います!
『アラビアのロレンス』をご覧になったことはありますか? 壮大なスケールで描かれる“最後の超大作”。第35回アカデミー賞7部門受賞作。映画史に名を残す名作中の名作です。TVで何度も放映されているので、ご覧になった方も多いと思いますが、では、劇場では? 昔の名作は、なかなか劇場で観る機会がないものですが、この作品は違います。幾度か、映画ファンの要望に応えるかのように劇場公開されていますが、実はこの年末もチャンス。12月20日(土)から、テアトルタイムズスクエアで完全版が公開されます。デビッド・リーン監督の生誕100周年を記念しての公開なのです。
『K-20 怪人二十面相・伝』を一言で表現するなら“日本人が思う存分に楽しめるヒーロー活劇”。…というのも、「好きなヒーロー映画は?」と聞かれて、多くの人が思い浮かべるのは『スパイダーマン』や『バットマン』といったアメコミのヒーローたち。日本のそれにあたる実写映画のタイトルはなかなか出てこない。だからこそ、いまから約70年前に江戸川乱歩によって生み出された不朽の名作「少年探偵団」シリーズに登場する大怪盗・怪人二十面相をスクリーンで見られる、それは日本人にとってかなり嬉しいことなのだ。
「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」の主人公は、人類存亡のカギを握るサラ&ジョン・コナー母子。演じるレナ・ヘディとトーマス・デッカーも、この作品をきっかけにスタバリューを上昇させました。
ここに来て、その勢いがとどまるところを知らないウィル・スミス! 彼はいまハリウッドで最も熱い俳優です! 近年の最大興収作品2本(日本では昨年末に公開されたメガヒット作品『アイ・アム・レジェンド』と今夏大ヒットした『ハンコック』)への出演に続き、ウィル自身もプロデュースに参加した新作『7つの贈り物』が間もなく公開されようとしているんです。この作品で、ウィルは2年前に息子のジェイデンと共演し、ヒットした『幸せのちから』の製作チームと再び組んでいます。
『スパニッシュ・アパートメント』などの名匠セドリック・クラピッシュが、パリを舞台に描く珠玉の群像劇。心臓病を患った元ダンサーの青年・ピエールを中心に、彼を案じて同居を始めるシングルマザーの姉・エリーズ、ピエールの向かいに住む美人女子大生、彼女に恋をする初老の歴史学者ら、パリに暮らす人々の日常のドラマが織りなされていく。
年の瀬が迫るこの時期、ここアメリカでは(もちろん日本でもそうだと思いますが!)たくさんのお正月映画が公開されようとしています。アメリカでどんな映画が話題になっているのか、ちょっとだけご紹介しますね。
大都会に暮らしている。仕事ではそれなりに成功している。周りには既婚者が増えてきた。家族から結婚を心配される。男性と付き合ってもなかなか上手くいかない。年齢は30代に突入している。結婚したくないわけではないけれど(むしろしたいけれど)、人生を共にしたい男性にめぐり合えない…。これらほとんどに当てはまる女性、いや全てに当てはまる女性は世の中に驚くほど多く、だからこそ“結婚適齢期”の女性を題材にした映画やTVドラマがどの国でも頻繁に作られている。しかし、驚くべきは、そんな“よくある”テーマに映画界のスーパーサラブレッド、ゾエ・カサヴェテスが挑んだこと。ジョン・カサヴェテスを父に、ジーナ・ローランズを母に、そしてニック・カサヴェテスを兄に持つゾエが、“よくいる”女性の内面に寄り添ったことに嬉しい驚きを覚えた。
ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』3部作('01〜'03)の勇者・アラゴルン役で、日本でも広く知られるようになった米俳優ヴィゴ・モーテンセン。近年はデヴィッド・クローネンバーグ監督とタッグを組んだ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』('05)、『イースタン・プロミス』('07)に出演。重厚な演技は高い評価を得た。そして、新作『アラトリステ』で彼が演じるのは誇り高き傭兵であり、百戦錬磨の剣客、ディエゴ・アラトリステ。この役でさらなるヒーロー像を確立した。
アメリカではすでにシーズン2に突入している「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」。シーズン1放送開始当初、TVドラマの新シリーズとしてはトップの視聴率を記録した同作ですが、これは映画『ターミネーター』のファンが支えているからだけではありません。「映画の『ターミネーター』はよく知らないけれど…」、「シュワちゃんの映画なんて観たことな〜い」という人でも楽しめるのが、「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」なのです。
いつもはなかなか時間が取れず、足が遠のいている劇場も、年末年始のお休みのときには行きやすいもの。インターネットの普及や多チャンネル&地デジ時代の到来により、家にいながらいろいろなエンターテイメントを楽しめるものの、やはり誰にも邪魔されず、大画面で観たい作品というのがあるものです。