あまりにも思い出がありすぎて身近に置いておくのがつらい物って、誰にでもひとつぐらいありますよね。この映画の舞台となる標本室は、そんな思い出を標本にして保存してくれるちょっと変わった場所です。元恋人がプレゼントしてくれた曲、文鳥の骨、ヤケド痕……と、標本にする物は人によって様々だけれど、標本にすることで思い出から解放されるというその心理は風変わりなのに何故か共感できてしまう。そして、標本技術士とラボで働く少女イリスのひそやかで奇妙な愛がこれまた美しい。ヒロインのイリスを演じるのはエル、フィガロ、マリクレールなどの一流ファッション誌の表紙を飾る国際的モデルのオルガ・キュリレンコ。これが女優デビュー作でありながらも小川洋子(原作)の世界観にいとも簡単に入り込み、恋に落ちていく女の内面を妖艶に演じています(ヌードシーンがとっても綺麗!)。
侯孝賢映画の集大成とも言うべき傑作にして最新作『百年恋歌』が10月初旬、シネスイッチ銀座にて公開される。公開にあたって、侯孝賢の監督デビュー作『ステキな彼女』から『珈琲時光』までの作品を、9月30日(土)から3週間にわたり一挙に上映する「百年の恋歌・侯孝賢──ホウ・シャオシエン映画祭」が、シネマヴェーラ渋谷で開催されることが決定した。
世界中でヒットを記録してヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーというスターを輩出した『ワイルド・スピード』シリーズ。なにより私たち日本人は限界ギリギリにまでチューンした日本車が…
名作『日の名残り』のジェームズ・アイヴォリー監督最新作、『上海の伯爵夫人』の公開日が10月28日に決定した。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ最終章にして最高傑作『ファイナル・デットコースター』の公開を記念して、前夜祭「FDナイト」が9月8日(金)、渋谷のシネマGAGA!にて開催された。オールナイトでシリーズ全3作を一気に楽しめる特別上映とあわせて、本作の大ファンというピエール瀧(電気グルーヴ)がトークショーのゲストとして登場した。
9月9日に閉幕した第63回ヴェネチア映画祭コンペティション部門において、中国のジャ・ジャンクー監督『三峽好人 Still Life(原題)』が、9日の授賞式で最高賞にあたる金獅子賞を獲得した。
2001年9月11日。ニューヨークのシンボルともいえる2つのタワー、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、そしてユナイテッド175便が南棟に激突した。港湾局警察官(PAPD)のジョン・マクローリンとウィル・ヒメノは同僚とともに現場に急行。しかし、ビルの内部へ遭難者の救出に向かったその時、ビル全体が崩壊を始めた…。
Hey everyone! 行ってきましたよ、ビヨンセの武道館“ハッピーバースデイ・パーティ!” ビヨンセはとても美しく、10,000人のファンの前で、6曲歌ってくれました。この日は彼女が新しく引き連れているオール・ガールズ・バンドの初披露でもありました。中には1人、日本人がいるんですよ! とにかく、ビヨンセのステージは最高で、ファンも彼女のためにハート型のピンクの風船をふりながら、“ハッピー・バースデイ”を歌って感謝の気持ちを表してました。。
ショートヘアのニコール・キッドマンに驚きました。ロングでゴージャスなブロンドヘアの彼女も素敵だけれど、ヴェリーショートの彼女はストイックで繊細な感じがとてもいい。映画『記憶の棘』の中での話です。
全世界が待望したケヴィン・コスナーの復活作『守護神』のワールド・プレミア試写会が、全米公開(9月29日)に先駆け、現地時間8月7日(木)、アメリカ沿岸警備隊の本部があるワシントンンD.C.で行われた。会場となった、アップタウンシアターは、ワシントンD.C.では最も有名な映画館で、1936年に建てられ、今年で70周年を迎える。スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968)のワールド・プレミアで使用されて以来2回目の開催となった。劇場の前には、100メートルを超えるレッドカーペットがひかれ、その沿道には、TV30台、スチール50人、海外10カ国を含む200人以上のマスコミが集まった。
まず、“トンマッコル”という聞いたことのない言葉に興味をそそられる人が多いのではないだろうか。トンマッコルとは「子供のように純粋な村」という意味の理想郷の名前。この映画の影の主役でもある。物語の舞台は1950年代の朝鮮戦争の真っ只中。連合軍、韓国軍、人民軍の兵士たちがトンマッコルに迷い込み、いがみ合いを始めるのだが、自給自足、争いなし、村人すべてが笑顔というトンマッコルの村人は何故彼らが敵意むき出しで戦うのかが分からない。そして、兵士たちは村人たちの愛に触れることで戦うことがいかに無意味であるかを学び、本当に守るべき者のために戦うことを決意する──。
トルーマン・カポーティ。彼の名前は知らなくても『ティファニーで朝食を』の原作者といえばその偉大さが分かるだろう。若くして文壇デビューを飾り、名声をほしいままにしただけあって、プライベートもかなりハデだったようだ。単にスキャンダラスの象徴という意味ではない。社交的でユーモアや表現力にあふれ、周囲を惹きつけてやまない魅力あふれるキャラクターが随所で垣間見える。
今冬、人に飼われて育った熊と、野生の鹿の不思議な出会いと冒険を描いたハートフルアドベンチャーアニメ『オープン・シーズン』がスクリーンに登場する。ハイイログマ・ブーグの声を演じるのはグルメ番組でも活躍するお笑い芸人、石塚英彦。そしてミュールジカ・エリオットの声を演じるのはお茶の間で人気の八嶋智人。9月6日、2人は木村佳乃とともに公開アフレコに登場。記者の「キャラクターが人間になったらそのままの感じですね」というコメントに「これで実写版ができますよ」(八嶋)と応えるなど、終始笑いに包まれた。