真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉。幼いころに母親を亡くし、現在は父親の稔、妹の遥と離れて暮らしている。ある日、雅哉が働く病院にしばらく会っていなかった父・稔が入院してくる。日に日に弱っていく稔の姿、担当患者の病状の悪化など、理学療法士として何ができるのか自問自答の毎日で無気力感に苛まれる。そんな中、ラグビーの試合中にケガをした新たな入院患者を担当することになった雅哉。その入院患者の懸命に生きようとする 姿に感化され、徐々に仕事への熱意を取り戻していく雅哉だったが…。
榊原有佑