アンヌは、ディオールの香水"ジャドール"をはじめ、世界中のトップメゾンの数々の香水を作った転載調香師。しかし4年前のある日、ヒット作を生みださなければいけないプレッシャーと忙しさで、突如嗅覚障害になり地位も名声も失ってしまった。嗅覚が戻った現在は昔からの付き合いのあるエージェントから紹介される企業や役所の地味な仕事だけを受け、他人と関わりを持たず、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。そんな彼女に運転手として雇われたのは、離婚して娘の親権を元妻に奪われそうになっているうえに職も失いかけ、まさに"人生崖っぷち"状態のギヨーム。境遇も性格もまるで正反対の二人だが、気難しくわがままなアンヌに振り回されながらも正面から彼女と向き合うギヨームは、アンヌの閉じていた心を少しずつ開いていく。お互いの問題点を指摘し補いあいながらギヨームと一緒に仕事をこなすうちに、アンヌは新しい香水を作りたいと再起への思いを強くするが、アンヌは再び嗅覚を失ってしまう…。アンヌとギヨーム、真逆な二人の組み合わせは、奇跡の調合を生み出せるのだろうか!?
cocoレビューを見るグレゴリー・マーニュ
香水も人生も、「調和」によって完成していくことを、情感たっぷりに映し出したのが監督のグレゴリー・マーニュと主演のエマニュエル・ドゥヴォスだ。2人のいるパリと東京を繋ぎ、映画について、香りについて話を聞いた。
『パリの調香師 しあわせの香りを探して』は、今までほとんど描かれることのなかった香りの魔術師の物語。
ディオールが撮影協力、エルメス専属調香師が監修したフランスの大ヒット映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』(原題『LES PARFUMS』)の予告編が解禁。
世界最高峰で勝負する女性調香師を描くフランス映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』(原題『LES PARFUMS』)が、日本でも公開されることが決定した。