1995年、ソウル。大企業サムジン電子に勤める高卒の女性社員たちは実務能力は完璧ながら、主な仕事はお茶くみや書類整理など、大卒社員のサポートばかり。しかしそんな彼女たちにもチャンスがやってくる。社の方針でTOEIC600点を超えたら、「代理」という肩書を与えられることになったのだ。そうすればもっと活躍の場が増えるはず! ステップアップを夢見ながら英語の勉強に勤しむ女性社員のひとり、ジャヨンはある時、会社の工場から汚染水が川に流出しているのを目撃する。その証拠を隠蔽しようとする会社に、ジャヨンと同僚たちは解雇の危険も顧みず、力を合わせて真相解明に向けて奔走する――。
イ・ジョンピル