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『レッドクリフ II』リン・チーリン 演じることへの覚醒、笑顔の奥に秘めた強さ

赤壁の地で雌雄を決すべく対峙する両軍。覇権のため、義のために男たちが始めた戦いに、女たちもまた否応なしに巻き込まれていく——。記録的な大ヒットとなった『レッドクリフ Part I』に続く完結編『レッドクリフ Part —未来への最終決戦—』がまもなく公開を迎える。呉軍の最高指揮官・周瑜(トニー・レオン)の妻・小喬を演じたリン・チーリンが映画初出演となった本作への思いを語ってくれた。

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『レッドクリフ PartⅡ —未来への最終決戦—』 リン・チーリン
『レッドクリフ PartⅡ —未来への最終決戦—』 リン・チーリン
  • 『レッドクリフ PartⅡ —未来への最終決戦—』 リン・チーリン
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  • 東京の街を背景に
  • ちなみに、日本への留学経験もあり、質問の日本語もかなり理解していたよう
  • 長い手足を惜しげもなく…
  • 強さを秘めた瞳が印象的
  • 劇中とはまた違った表情を見せてくれた
赤壁の地で雌雄を決すべく対峙する両軍。覇権のため、義のために男たちが始めた戦いに、女たちもまた否応なしに巻き込まれていく——。記録的な大ヒットとなった『レッドクリフ Part I』に続く完結編『レッドクリフ Part —未来への最終決戦—』がまもなく公開を迎える。呉軍の最高指揮官・周瑜(トニー・レオン)の妻・小喬を演じたリン・チーリンが映画初出演となった本作への思いを語ってくれた。

“静”の小喬と“動”の尚香、自身に近いのは…

今回の完結編では、対照的な2人の女性がそれぞれの思いを胸に戦いに身を投じ、躍動する。静かなたたずまいの中に凛とした強さを感じさせる小喬と、ヴィッキー・チャオが演じた、天真爛漫で火の玉のような熱を感じさせる、男勝りな尚香。普段のリン・チーリンは、どちらの女性に近いのかというと…?
「やはり、どちらかと言えば自分が演じた小喬の方が私の個性に近いと思います。もちろん、尚香のようになりたいと思うこともありますけど…(笑)。おそらく、私をひと目見て、“強さ”よりも“柔らかさ”を感じる人が多いかと思いますが、ジョン・ウー監督は最初にお会いしたときに『君は柔らかく見えるけど、とても強いところがある』と言ってくださり、見透かされている、と思いました。ただ、こうした強さと柔らかさは、全ての女性が兼ね備えているものなのかな、とも思います。見た目は強そうでも心の優しい女性、もしくは外見は優しいけれど芯の強さを持っている女性など、女性はそういう両面性を持っているもので、今回、小喬を演じる上では、そうした部分をどれくらい表に出してどうやって表現するか、ということを考えました」。

今回が演技初挑戦、おまけに未婚のリン・チーリンだが、映画では、言葉を交わさずとも分かり合う夫婦をトニー・レオンと共に見事に体現している。周瑜と小喬の夫婦像をどのように作り上げていったのだろうか?
「何と言っても、この夫婦の見本となったのはジョン・ウー監督と奥様のお2人です。本当に素敵なご夫婦で、様々な人生の苦難を一緒に乗り越えていくという思いが伝わってきました。周瑜は小喬を連れて戦場に赴き、彼女と力を合わせて戦うわけですが、その姿はまさに監督夫婦そのものだと思います」。

「演じるということは、扉を開けて内にあるものを開放すること」

劇中、小喬はお茶をいれることで、様々な感情を表現する。お茶に限らず、撮影前から様々なトレーニングを積んできたということだが、こうした準備を「楽しかった」とふり返る。一方で難しかったのは…。
「お茶だけでなく、ボイストレーニングに時代劇ならではの立ち振る舞いの練習、それから、劇中に登場する“中国結び”という紐を使った工芸があるんですが、どれもすごく勉強になりましたし、茶道はすごく好きになりました。では、何が難しかったかというと、“演じる”ということですね(苦笑)。これまでの自分は、どこか殻を破れずにいたところがありました。いろんなことを自分の心の中にしまって、外に出そうとはしなかったんです。でも、演技というのは扉を開けて、自分の内にあるものを外に出して表現することなんですね。自らを解放するということを学びました」。

撮影の中で、監督を始めスタッフ、共演陣に対し「尊敬の念を覚えた」というリン・チーリン。トニーからは、こんなアドバイスをもらったと明かしてくれた。
「トニーさんがおっしゃったのは『演技をするには、まず演じることを好きになること。好きになって、おもしろいと感じられれば、演技できるようになる』ということ。実際にこの映画を通じて、私自身、演じることが大好きになりました。トニーさんから教わった演じることへの“情熱”をこれからも持ち続けて、いろんなことにチャレンジし、自分の違う一面を発見していきたいです」。

「同世代の女性に向けてメッセージを」という要望に「年齢を重ねるということは、決して悪いことではないですよ」と語り、優しい笑顔を浮かべたリン・チーリン。これからさらに成熟を重ね、美しさを増していく彼女の、映画での活躍に期待したい。
《シネマカフェ編集部》

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