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【カンヌ国際映画祭】ジョン・ウー「中国人の団結力が試される」『レッドクリフ』会見

日本でも絶大な人気を得る「三国志」を基に、製作費100億円をかけて製作中の歴史アクション超大作『レッドクリフ』。7月の完成を目標に製作中の本作が、現在開催中のカンヌ国際映画祭にてフッテージ上映された。5月19日(現地時間)にはカンヌのカールトンホテルにて記者会見が行われ、ジョン・ウー監督、トニー・レオン、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオ、主題歌を担当したalanらが登壇した。

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『レッドクリフ』カンヌ国際映画祭記者会見開催!
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日本でも絶大な人気を得る「三国志」を基に、製作費100億円をかけて製作中の歴史アクション超大作『レッドクリフ』。7月の完成を目標に製作中の本作が、現在開催中のカンヌ国際映画祭にてフッテージ上映された。5月19日(現地時間)にはカンヌのカールトンホテルにて記者会見が行われ、ジョン・ウー監督、トニー・レオン、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオ、主題歌を担当したalanらが登壇した。

中国と言えば、5月12日(現地時間)に四川省で発生した大地震により多くの命が奪われ、現在も救出作業が進められている。そんな中開催されたこの記者会見で、登壇者の面々は母国の被災に心を痛めている様子。「素晴らしい俳優や監督に囲まれての撮影は、貴重な経験でした。地震のことを聞いて、心が苦しかったです。自分に出来ることはできるだけサポートしたい」とトニーさん。本作が映画初出演のリンさんもまた、「地震で親を失った子供たちや、学校を失った子供たちが一刻でも早く学業に専念できる環境を整えるために尽くしたい。本作については、フッテージ映像を観て、9か月間の撮影が夢のようでその夢が現実になったような気持ちです」とコメント。「本作に描かれるテーマのように、日頃から友情や愛情を持つことが大事だと思います」と語るのは、『少林サッカー』で大ブレイクしたヴィッキーさん。

そして、野島伸司が作詞した「明日への讃歌」で日本デビューを飾ったalanさん。本作の主題歌を担当し、「非常に光栄に感じています。デビュー当時から、愛と平和をテーマに歌っていたので、ジョン・ウー監督が(自分を)選んでくださったんだと思います」と喜びを語った。そして、「地震があったときは、レコーディング中でした。家族は無事でしたが、中学時代の先生のお父さんが大怪我をしたと聞いて悲しいです。一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます」と、被災者の方にメッセージを送った。

さらにこの日、舞台のため記者会見に参加できなかった中村獅童さんより、会場に集まった各国の報道陣に「今回、カンヌ映画祭に参加することが出来ず、とても残念です。ロケ地の河北省の草原を馬で疾走したとき、自分に与えられた運命の壁を乗り越え、どこまでも走り続けたいと思った瞬間を懐かしく思います」というコメントが寄せられた。

「この作品は、絆であったり、団結力、友情を描きたかった。今回の地震のようなピンチだからこそ、中国人の団結力が試される。本作で伝えたかったこともそこです。いままでは、殺し合いや傷つけ合う作品が多かったが、今回は人との繋がりがメインです」とジョン・ウー監督が熱く語る『レッドクリフ』は10月、日劇1ほか全国にて公開。

カンヌ国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2008/
《シネマカフェ編集部》

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