美しい旋律にあの人と酔うvol.1 映画版『ラ・ボエーム』
2月。いよいよ、片恋で胸を焦がしている乙女には決戦の日であるバレンタインがやってきます。チョコレートで想いを伝えるのも良いけれど、告白する勇気がない人は、一緒に恋愛映画を観ながら恋心に気づいてもらうなんていかがでしょう(それはそれで、誘うのに勇気がいりそうではありますけれど)。そう、今月ご紹介するのは、恋に効きそうな恋愛映画ばかり。2月14日(土)以降に公開されるものもありますが、告白後のデートで観る作品の候補にするのにもいいでしょう? 恋の季節にいろいろ活用してくださいませ。
ファッション小噺vol.101 物語もいいけどファッションも!『チェンジリング』
先日、アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット一家が、8人揃って来日しましたね。最強の美男美女ペアにして、微笑ましい大家族の大黒柱2本組。彼らの姿を見ていて、遠い存在なのになんだか親しみが湧いてきて、複雑な気持ちになりました。
元気になれる動物映画vol.3 ここに犬あり! 『ホルテンさんのはじめての冒険』
今月は動物映画を取り上げてきましたが、今回は異色作をご紹介したいと思います。動物映画とは呼べませんが、動物がいい演技を見せている映画です。
ファッション小噺vol.“100” リトル・ブラック・ドレスでアクションを。
いよいよ公開ですね、『007/慰めの報酬』。いったいどのくらいの女性が、またもやジェームズ・ボンドにハートを射抜かれるのでしょうか。今回も、ダニエル・クレイグはかっこいいから、覚悟して。
元気になれる動物映画vol.2 家族愛と勇気に涙! カラハリ砂漠の小さな勇者
先日、日本の映画産業に僅かながら貢献してきました。劇場に行き、ちゃんと入場料を払って映画を観てきたのです。なんて、自慢にも何にもなりませんが。でも、言い訳させていただくなら、仕事柄、日頃は映画会社が用意してくれたマスコミ用の試写に行くことが多く、観たい作品を試写で見逃したときでなければ、なかなか劇場に足を運べません。でも、一般の“movie-goer”と肩を並べて劇場で観るのはやはり良いものです。観客の入りや反応、劇場の様子、最新作の予告編などをしっかりチェックできるので、定期的に訪れるようにはしています。
ファッション小噺vol.99 ローマ時代の官能ファッションを『我が至上の愛』で
この間、ふと疑問に思いました。最近は、どんな結婚式、どんなウエディングドレスが流行しているのかなと。そうしたら、和の様式を用いた結婚式が流行なのだとTVで紹介されていました。エリカ様が神社(?)で式を挙げるとか、挙げないとかという話とともに。そう言えば、藤原紀香も、お姫様でもないのに十二単を着ていましたね。あ、ウエディングドレスやティアラも、お姫様じゃないのに身につけてしまうんだから、別にいいのか。それにしても、若い人でも和装で結婚式というのに憧れるなんて、ちょっといい話ですね。“篤姫”効果もあるようですが。
元気になれる動物映画vol.1 絶対行きたい! 逆境に打ち勝った日本最北の動物園
2009年が明けました! ご挨拶が遅れましたが、今年も何卒よろしくお願いいたします。さて、お正月休み、素敵な映画と出会いましたか? 今年も、勢いの良い邦画はもちろん各国から届いた多くの映画が公開されます。100年に一度とも言われる大不況ではありますが、こんなときこそ映画からパワーをもらいたいもの。今年最初にご紹介するのは、まさに元気をもらえる作品です。
ファッション小噺vol.98 「あなたにとって、食べることとは?」
先日、食に関する素敵な映画を観てきました。クリエイティブフードディレクターの野村友里さんが初監督を務めた作品『eatrip』です。
ファッション小噺vol.97 ファッションもいいが、世界一景気のいい男も気になる
マドンナ姐さん、やってくれましたね。不仲説が囁かれて数年。別居を経て、先月21日に、ようやくガイ・リッチーとの離婚が成立したそうです。彼に対し、最大で約9,200万ドル(約84億円)の財産分与を行ったとされ、いまやメディアは大騒ぎ。結婚前契約を結んでいない場合、婚姻中に築いた財産は夫婦の共有財産とされるのが欧米での常識。稼ぎの多い側に有利になるように働くこの契約は、もはやセレブの常識ですから、これを結んでいなかったというのは確かに驚きの事実でした。
年末年始はコレを観よう!vol.2 “奇跡”を観よう! 『アラビアのロレンス』
『アラビアのロレンス』をご覧になったことはありますか? 壮大なスケールで描かれる“最後の超大作”。第35回アカデミー賞7部門受賞作。映画史に名を残す名作中の名作です。TVで何度も放映されているので、ご覧になった方も多いと思いますが、では、劇場では? 昔の名作は、なかなか劇場で観る機会がないものですが、この作品は違います。幾度か、映画ファンの要望に応えるかのように劇場公開されていますが、実はこの年末もチャンス。12月20日(土)から、テアトルタイムズスクエアで完全版が公開されます。デビッド・リーン監督の生誕100周年を記念しての公開なのです。
映画、この視点vol.2 ヒロインの視点に寄り添いたい『ロルナの祈り』
ベルギーの巨匠、ジャン=ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟が新作を発表するたびに、いつも驚かされます。『イゴールの約束』、『ロゼッタ』、『息子のまなざし』、『ある子供』を始めとする作品が、世界的映画祭で大絶賛を受けてきた彼ら。常に社会的な弱者たちに焦点をあて、現代を鋭く、そして優しく見つめてきました。待望の新作『ロルナの祈り』では、ベルギーでの幸せな生活を求めてアルバニアからやってきた一人の女性・ロルナの視点を通して、ベルギーの移民問題を扱いつつ、人間がもつ深い愛情の在りかを照らし出します。
ファッション小噺vol.96 “オーストラリア”の恵み
11月14日から19日まで、仕事でオーストラリアのゴールドコーストに行ってきました。日本と正反対の季節を持つオーストラリアは、これから夏に向かっていきます。わずか4日の滞在でしたが、真夏並みの暑さや大自然を満喫して帰ってきました。
映画、この視点vol.1 人間の本質を見る『ブラインドネス』
ブラジル出身の注目監督、フェルナンド・メイレレス。アカデミー賞監督賞にもノミネートされた『シティ・オブ・ゴッド』で一気に世界にその名を知られ、『ナイロビの蜂』でさらに多くの人々の心を掴んだ彼。新作は、ジュリアン・ムーア主演の『ブラインドネス』。原作はジョゼ・サラマーゴによる小説。一人の男の失明に始まった原因不明の伝染病が世界に蔓延するという物語。でも、物語からイメージするようなパニック映画ではありません。パニック映画の様相を呈した、痛いぐらいに人間の本質に迫るヒューマンドラマとでも言いましょうか。社会を構成する全員の目が見えなくなることにより、社会を形成していた秩序が崩れ、人々の原始的な部分、動物的な部分が露出していくのです。

