ファッション小噺vol.82 この夏、映画館にお洒落なパンダが出没!?
人間がどんなに着飾っても、野生動物や植物たちのお洒落な外見には到底及ばないなと思うことがあります。豹、シマウマ、キリンの美しい模様を見ると、自然の神秘を感じます。中でも、目が離せないほどに私が魅力を感じるのが、ジャイアントパンダ。あんなにくっきり、体や顔が白黒に分かれているなんて、とってもファッショナブル。神様も粋なことをするものです。
気になるアノ美女vol.1 『パリ、恋人たちの2日間』で見るアノ美女の成長
役者が監督業に進出するのはよくあることですが、フランス女優がアメリカで製作、脚本、監督、編集、音楽、出演までやってしまうというのは前代未聞。しかも、その作品が“ウディ・アレン作品を思わせる”と絶賛されれば、これは驚くべき偉業としか言いようがありません。それをやってのけた人、それはジュリー・デルピー。
ファッション小噺vol.81 日本ファッション史を塗り替えた時代を描く『丘を越えて』
髪を切る、染める。あるいはパーマをかける。スーツを脱いで、デニムに足を通す。日常的にあるこんな“変化”は、その人のイメージをガラリと変えるものですが、この時代に起きた変化の数々に比べれば、さほど大きなものではないに違いありません。日本髪をボブに切りそろえ、和服から洋装へと着替え始めた人々の、心の変化はいったいどんなものだったのでしょう。
ファッション小噺vol.80 ミーシャ・バートンのバッグ、欲しい?
先日、このコラムでナタリー・ポートマンのシューズラインについてご紹介しましたが、女優たちがモードの世界に進出するのはいまや珍しいことではなくなりました。懐かしきスーパーモデル・ブームが去ってからと言うもの、世界的なファッションアイコンとなったのはハリウッドの女優たち。ブランドのイメージキャラクターとして広告ビジュアルに登場するのはもちろんのこと、自分をイメージした香水を売り出したり、服を発表したりと、ファッションのプロであるモデルやデザイナー顔負けの活躍を見せてきました。
春爛漫、色男が参上Vol.4 あなたはまだ知らないジョージ・クルーニー本当の魅力
ダジャレを言うわけではありませんが、色男にもいろいろあります。“知人”ぐらいの距離がちょうどいい色男(=性格が悪い)、友達でいたい色男(=優しいけど、将来性がない)、結婚したい色男(=家庭的で安定感あり)、影からそっと見つめているだけで胸いっぱいになる色男(=才能があるけど、気難しい)。そして今回ご紹介する、会ったというだけで自慢できる色男(=顔よし、才能あり、性格も文句なし)。王道の色男、とでもいいましょうか。
春爛漫、色男が参上Vol.3 『モンテーニュ通りのカフェ』のクリエイティブな色男
久々にフランス映画の小粋さを堪能できた作品『モンテーニュ通りのカフェ』。世界的ピアニストの演奏会を控えたオランピア劇場、美術品収集家が生涯をかけたコレクションを競売にかけようとしているオークションハウス、いまひとつ突き抜けられない女優が舞台の初日を迎えようとしているシャンゼリゼ劇場。カフェ・ド・テアトルは、これら文化的な施設が集まり、セレブが集う地域の一角にあり、そこに行き交う人々の姿を静かに見つめてきた老舗カフェ。そこで働き始めたギャルソン、ジェシカの視線を軸にしながら、小粋な群像会話劇が展開していきます。
ファッション小噺vol.79 いつもよりちょっとお洒落なGWを
ゴールデンウィークも近くなり、気候も爽やかになりつつある今日この頃。気分がウキウキし始めている人も少なくないはず。心が躍り始めるこんなときには、キラキラと輝く光に映える明るい色のアイテムを身につけたくなるのが女ゴコロ。この連休には何を着て出かけようかな…と考えている人のために、そして「ファッションにはちょっとうるさい」という方のために、今回は、ゴールデンウィークに楽しめるスタイリッシュな映画をラインナップしてみました。
春爛漫、色男が参上Vol.2 日本から世界に羽ばたく色男『モンゴル』の浅野忠信
浅野忠信がとてもいい。ひたすらいい。こんなこと、いまさらという感じだけれど、あえて念押ししたくなる、そんな映画が『モンゴル』です。今年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた作品であり、かなりメディアでも取り上げられたので、みなさまよくご存知かと思いますが、内容的にはチンギス・ハーンの物語ということで、新鮮さを感じない人もいるかもしれません。
ファッション小噺vol.78 ナタリー・ポートマン、こだわりの靴とは?
ベジタリアンではないけれど、筆者は美味しい野菜がなければ生きていけない無類の野菜好き。「今日は美味しい野菜だけをたっぷり食べたい!」ということが、週に何度かあります。最近は東京にもベジタリアン向けのレストランやお店が増えたとはいうものの、いつでもどこでも美味しいベジタリアン・フードが手に入るというわけではありません。「お昼はコンビ二のサンドウィッチかサラダでもいいや」と思ってもハムやベーコンが入っているものが多く、選択肢が異様に少ない。ワケあってポークを控えている私にはさらに厳しい状況です。しかも、本当に美味しい野菜にこだわれば、けっこう高くつきますし。“主義”ではなく、野菜中心の生活を心がけている私ですら、「選択肢は決して多くない」と感じるのですから、菜食主義を貫くにはさぞ労力とお金が必要なことでしょう。
春爛漫、色男が参上Vol.1 永遠の色男、レッドフォードの顔にいったい何が?
豪華キャストが大きなウリのひとつでもあるロバート・レッドフォード監督最新作『大いなる陰謀』。出演者は、トム・クルーズ、メリル・ストリープ、そして、ウィレム・デフォー!
ファッション小噺vol.77 煌びやかなお召し物の下にあるものは? 『恋の罠』
最近、一時のような勢いのない韓国映画。あの頃の騒ぎが異常だったことは、誰もが認めるところでしょう。やっと落ち着いてきたというところでしょうか。そんな折に、韓国映画界が日本で人気を得るきっかけとなった人ともいうべき俳優が戻ってきてくれました。ハン・ソッキュ様…。戻ってきたといっても、別にどこかへ行っていたわけでもなく、単に日本では公開作があまり目立たなかっただけですが。
出会いの季節、春を祝してvol.3 知らないわけではないのに『悲しみが乾くまで』
去る3月16日、女優のハル・ベリーが41歳にして、元気な女の子(ナーラ・アリエラ・オーブリー)を出産したというニュースが飛び込んできました。日本でも高齢出産が当たり前になっていますが、彼女の場合は糖尿病という持病を乗り越えての妊娠・出産ですから、喜びもひとしおといったところでしょう。
ファッション小噺vol.76 キャサリン・ハイグル、悪趣味なドレスで魅力再発見
シネマカフェのコラムでもおなじみの米TVドラマ「グレイズ・アナトミー」。このドラマを機に人気者となったキャサリン・ハイグルが、主演を務めているのがこの初夏、女の子の間で大いに話題になりそうな『幸せになるための27のドレス』です。

