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最新ニュース コラム記事一覧(125 ページ目)

『カポーティ』レビュー 画像
text:Shin Kumagai
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『カポーティ』レビュー

トルーマン・カポーティ。彼の名前は知らなくても『ティファニーで朝食を』の原作者といえばその偉大さが分かるだろう。若くして文壇デビューを飾り、名声をほしいままにしただけあって、プライベートもかなりハデだったようだ。単にスキャンダラスの象徴という意味ではない。社交的でユーモアや表現力にあふれ、周囲を惹きつけてやまない魅力あふれるキャラクターが随所で垣間見える。

しっとり秋色の恋愛ドラマ vol.1 『トリノ、24時からの恋人たち』 画像

しっとり秋色の恋愛ドラマ vol.1 『トリノ、24時からの恋人たち』

9月に入り、すっかり秋らしくなった日本。そこで今月は、なぜか人恋しくなってしまう秋に似合う、しっとりとした恋愛ドラマをご紹介したいと思います。

『記憶の棘』レビュー 画像

『記憶の棘』レビュー

愛する人と死別した経験を持つ人なら、きっと主人公アナの気持ちが分かると思う。ほんの10歳の少年が、10年前に突然逝った夫の生まれ変わりだと言って目の前に現れたとき、思わずそれを信じてしまったアナの気持ちが。とはいえ、ともすれば陳腐な二流ドラマになる危険性もあった本作を、ロマンティックな物語へと昇華させたのは、ニコールの美しさ。悲しみに暮れる未亡人アナを演じる彼女は、これまで観てきたどの彼女より、繊細に輝いているのだから。年下の(それも10歳の!)少年が好きになっても不思議ではない彼女の美貌は、この作品の鍵。

映画にまつわるファッション小噺 vol.7 チャン・ツィイーより、モード感あり?ジョウ・シュン 画像

映画にまつわるファッション小噺 vol.7 チャン・ツィイーより、モード感あり?ジョウ・シュン

イタリアン・ブランド、MIU MIUの広告でポーズをとる美しいオリエンタル・ビューティ。華奢でミステリアスな彼女は、中国の女優ジョウ・シュン。日本人モデル太田莉菜とともに、同ブランドの2006年F/Wシーズンのキャンペーンモデルを務めています。少女っぽさが残ったベビー・フェイス、ほっそりと長い手足。エキゾティックな顔立ち。ランウェイを闊歩する人気のモデルに負けない存在感。どれをとっても、映画界では彼女を数歩もリードする同郷のチャン・ツィイーよりモード感いっぱい。

『サンキュー・スモーキング』レビュー 画像

『サンキュー・スモーキング』レビュー

タバコにしてもジャンクフードにしても言えることだが、人は体に悪いモノをどうしようもなく好んでしまう生き物。しかも悪いモノと美味は背中合わせに存在するから質が悪い。何が言いたいのかと言うと、体に悪いと分かっていながらタバコを吸って病気になった人がいたとしたら、その人はタバコを悪だと非難できる立場か?ということ。確かにタバコは百害あって一利なしかもしれないが、吸うという選択をしたのは紛れもないその人で、この判断こそが『サンキュー・スモーキング』が言わんとしているテーマのひとつなのだ。

『40歳の童貞男』レビュー 画像

『40歳の童貞男』レビュー

こんな男性、知りませんか? まじめで、仕事熱心。身だしなみだっていつもきっちり。料理や炊事洗濯は、女性よりもよっぽど上手。いつ訪ねても部屋はチキンと整理整頓。主人公のアンディも、まさにそのタイプ。但し、家では大人買いしたフィギュアたちが壁一面を覆ってはいるけれど。

水も滴るいい女たち vol.4 こんな大人の女性になりたい。かわいいgrandma、キャサリン・キーナー 画像

水も滴るいい女たち vol.4 こんな大人の女性になりたい。かわいいgrandma、キャサリン・キーナー

かなりはじけています。『40歳の童貞男』のキャサリン・キーナー。映画のタイトルからしてはじけているけれど。これは、女性を大切に思うあまり、40歳になるまで初体験の機会を逸し続けてきてしまった独身男の物語です。まじめすぎて大人社会に馴染めずにいる、ちょっと寂しい主人公。彼を変える恋のお相手として登場するのが、同年代なのにすでに孫がいる、可愛いおばあちゃんトリッシュです。人生経験豊富なトリッシュと、子供のまま大人になったようなアンディ。二人の関係は、トリッシュの大らかさと優しさで順調かと思われたのに…。

『地下鉄〈メトロ〉に乗って』レビュー 画像
text:Shin Kumagai
text:Shin Kumagai

『地下鉄〈メトロ〉に乗って』レビュー

ふだん何気なく乗る地下鉄が、タイムマシンのように過去や未来に連れて行ってくれたら。自分のルーツ、親がどんな時代を生き、出会い、そして知り得なかった事実をリアルに体験してしまったら…。ノスタルジックな想いを抱きつつ、実はかなりシビアな人間関係が描かれている『地下鉄〈メトロ〉に乗って』。

『キンキーブーツ』レビュー 画像

『キンキーブーツ』レビュー

イギリス映画といえば、スパイ、ギャング、そしてブルーカラーを描いた映画が定番のジャンルだけれど、本作は靴職人という労働者階級の人々を描いた作品。『フル・モンティ』『ブラス!』などと同様に、困難に直面した貧しい人々が、胸に芽生えたささやかな希望を武器に再生していくという、単純だけれど魅力的な物語。これは実話なのですが。

映画にまつわるファッション小噺 vol.6 スーツな男 ケビン・スペイシー 画像

映画にまつわるファッション小噺 vol.6 スーツな男 ケビン・スペイシー

男性のファッションでは、結構スーツが好きな私。ズボンのすそがやけに短かったり、ちらりと見える靴下がスポーティーな白だったりする公務員風や、おしゃれ心が見えすぎちゃっているキメキメスタイルなどではなく、身体に程よくフィットしたスーツを、ナチュラルに着こなしている人を素敵だなと思うのです。でも、そんな人を見つけるのは実はけっこう難しい。まず、着る人自身が素敵でなければいけないから。それは上辺だけのことではなく(もちろん、容姿がよければなおよろしいが)、パリッとしたスーツが似合う紳士でなければ、ということ。紳士と言っても、昔ながらの意味する、「上流社会の男子」ということではもちろんありません。いわゆる、品性があって、礼儀正しい大人という意味で。これって、すれ違っただけではなかなか判別できない。電車の中で、誰かに席を譲ったりしていてくれれば、わかり易いのだけれど。

『僕の、世界の中心は、君だ。』レビュー 画像

『僕の、世界の中心は、君だ。』レビュー

「助けてください」という朔太郎(森山未來)の叫びが印象的だった『世界の中心で、愛をさけぶ』は、日本全国にセカチュー現象を巻き起こした大ヒット作であることは今さら説明するまでもないが、そのセカチューを早くも韓国がリメイク! しかも『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』など、韓国の純愛映画には欠かせない俳優のひとりチャ・テヒョンが主演! とくれば興味を持つ人も多いはず。

世界の映画館 vol.02 台北 画像
text:Ishiko
text:Ishiko

世界の映画館 vol.02 台北

今さら、あえて言う必要もないが、どんな物にもタイトルは重要である。例えば同じ写真でもタイトルをつけるだけで、イメージが全然、変わってしまう。

水も滴るいい女たち vol.3 狩人を支える筋金入りのロハスな女 画像

水も滴るいい女たち vol.3 狩人を支える筋金入りのロハスな女

「水も滴るいい女たち」、第3弾は、夫を支える良妻像をナチュラルに見せてくれた『狩人と犬、最後の旅』のメイ・ルー。物語は、カナディアン・ロッキーで、本物の狩人として暮らすノーマン・ウィンターの、自然と調和した生活を描いたもの。といっても、完全なるドキュメンタリーではなく、彼の人生からインスパイアされた、犬ぞり犬、自然、獲物たちとの共存を切り取っていくのです。森の木が伐採され、多くの動物が消えていく中で、生活のために動物を獲って肉を皮を得る。ノーマンは、動物を殺すことについてこう話します。「許しは請わない。感謝するだけだよ」。必要な分だけ獲りながら、自然界のバランスをとっている自分たちは自然の一部であり、森の番人だと胸を張る。そんな男との生活は、当然ながら過酷きわまりないものです。

『UDON』レビュー 画像

『UDON』レビュー

一体、どれだけの観客がこの映画を観終わった後にうどん屋へ駆け込むことだろう。劇中に登場するメニューにそそられることはよくあるけれど、「何が何でも食べたい!」という衝動に駆られ即実行というのは珍しい。まさに、うどんに取り付かれてしまう映画なのだ。

映画にまつわるファッション小噺 vol.5 世界の流行はこの人が作る! パトリシア・フィールド 画像

映画にまつわるファッション小噺 vol.5 世界の流行はこの人が作る! パトリシア・フィールド

元ヴォーグの編集長アシスタントが書いたことで、出版業界、ファッション業界の裏側がたっぷり暴露されていると話題になった小説「プラダを着た悪魔」。以前、シネマカフェのブログでお勧めしたことがあったけれど、やっと待望の映画が完成。現アメリカンヴォーグの名物編集長、アナ・ウィンターがモデルとも言われる“悪魔のようなボス”にメリル・ストリープ。彼女に散々こき使われる新人アシスタントに、『ブロークバック・マウンテン』で評価を高めたアン・ハサウェイとキャストが魅力。そこに加えて、華やかな世界を舞台にしているだけに、話題なのが絢爛豪華なハイ・ファッション。タイトルになっているプラダはもちろん、シャネル、ドルチェ&ガッバーナ、フェンディ…などなど、ここではリストアップできないぐらい沢山の高級ブランドが湯水のごとく登場する。

水も滴るいい女たち vol.2 人気俳優もメロメロに。強力な女優オーラを持つケイト 画像

水も滴るいい女たち vol.2 人気俳優もメロメロに。強力な女優オーラを持つケイト

世界のヒーロー、スーパーマンが帰ってきた! というわけで、タイトルはそのまんま『スーパーマン リターンズ』。どんなに些細な事件、事故をも軽視せず、世界の果てまで飛んでいく、我らが英雄。しかも、とびきりかっこいい! 本当に、こんな英雄がいてくれたらいいのに。映画を観ていると本当に心からそう願いたくなってしまいます。と、同時に、妙にうらやましいのがロイス・レイン。ヒーローものにはつきものの、美しきヒロインです。

『スーパーマン リターンズ』レビュー 画像

『スーパーマン リターンズ』レビュー

危機のあるところにヒーローあり──助けを求めれば必ず参上してくれる、そんな無敵で格好いいヒーローがいつの時代にもどの国にも存在するものだが、スーパーマンほど世界共通して有名なヒーローはいないのではないだろうか。スーパーマンの誕生は1938年に遡る。コミックでデビューを飾り、アニメ、映画、テレビと数多くの作品が製作されたが、やはりクリストファー・リーヴ主演で映画化された人気シリーズが日本人にとっての代表的なスーパーマン。そんな永遠のヒーローとして歴史に名を刻んだ男が“リターンズ”として現代に再登場するというのだからファンならずとも期待が膨らむのは当然のこと。スーパーマン世代もそうじゃない世代も楽しめる娯楽映画として帰ってきたのだ!

『ラフ ROUGH』レビュー 画像

『ラフ ROUGH』レビュー

昨夏の『タッチ』に続き、今夏はあだち充作品の中でも評価の高い『ラフ』が映画化! 高校の水泳部を舞台に商売がたき同士の和菓子屋の娘と息子の恋を描いた、現代版『ロミオ&ジュリエット』なのだが、この映画『ラフ』の何がすごいかって──夏、プール、恋というサマー・ムービーに欠かせない三拍子が揃っているうえに、主演が長澤まさみ×速水もこみち! これは原作ファンならずともひと夏の爽やか〜な恋に酔いしれたいと思ってしまうはず。もこみち君の華麗でダイナミックな泳ぎ、長澤まさみちゃんのスレンダーな水着姿に見とれつつ、競泳シーンは本物さながらの試合を見ているような迫力を味わえてしまうのだ。もちろん、青春映画ならではの甘酸っぱい恋も健在。思うように気持ちを伝えられなかったり、好きなのに強がってしまったり。そんな「好き」の一言がいえない十代の揺れる恋心にもどかしさを感じながらドキドキ……という感じでみどころは盛りだくさん! でも、なぜか印象深いのは歌謡曲喫茶「チロリン」の店長。あのインパクトには全てが負けそうな気も(笑)。

『太陽』レビュー 画像

『太陽』レビュー

世界12ヶ国で絶賛をうけながらも、昭和天皇を主人公にしているだけに、日本での公開は不可能と言われた『太陽』。まず驚いたのが、イッセー尾形が昭和天皇にあまりにも似ていること。1980年から一人芝居をはじめ、今でも海外公演を毎年定期的に行えるだけの実力がある俳優だからこそ、かもしだせる佇まいなのでしょうか。とにかく本作は毎年終戦記念日が近づくと、テレビなどで放映している戦争番組とは一線を画する作品です。監督はロシアを代表する映像作家のアレクサンドル・ソクーロフ。そういえば人間性を深くえぐり出すようなこの内容は、まるでロシア文学のよう。現人神として、大事に大事にあまりにも畏れ多く扱われていた人の、幼なさと優しさが胸に響きます。あまりにも大きな役割を生まれながらにして背負っていたひとりの人間、天皇ヒロヒト。もちろん本当の昭和天皇が終戦の時どう思っていたかは分かりませんが、イッセー尾形の名演とあいまって、上質なドキュメンタリーを見ているような気にさせられる作品です。

映画にまつわるファッション小噺 vol.4 映画顔負け。話題のスタイリッシュな海外ドラマ 画像

映画にまつわるファッション小噺 vol.4 映画顔負け。話題のスタイリッシュな海外ドラマ

『LOST』(AXN)、『Lの世界』(FOXlife)など、近頃面白い海外ドラマが、日本でも比較的早く見られるようになったことは、以前、Blogでもご紹介したとおり、今は、映画に引けをとらないくらい、TVドラマもスケールや質が高くなっているけれど、強い影響力を持った流行発信を行っていることも話題。

世界の映画館 vol.01 ウランバートル 画像
text:Ishiko
text:Ishiko

世界の映画館 vol.01 ウランバートル

最近、シネコンが多くなっている。それは日本だけはなく、海外を旅していてもそう感じることが多い。もちろんシネコンにはシネコンの魅力がある。以前は、この作品を観るという目的を持って映画館に行くことが多かったのだが、時間が開いたから、映画でも観ようとシネコンに行き、その時間に合わせて観た作品が意外によかったりして、得した気分になることはシネコンのおかげである。

水も滴るいい女たち vol.1 予測不可能なハリウッドの小悪魔、スカーレット 画像

水も滴るいい女たち vol.1 予測不可能なハリウッドの小悪魔、スカーレット

先月の美男子特集に続き、今週は見目麗しい女子を特集いたします。まずは、7月のコラムでご登場いただいたジョナサン・リース・メイヤーズの相手役を『マッチポイント』で務めているスカーレット・ヨハンソンから。

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