人間がどんなに着飾っても、野生動物や植物たちのお洒落な外見には到底及ばないなと思うことがあります。豹、シマウマ、キリンの美しい模様を見ると、自然の神秘を感じます。中でも、目が離せないほどに私が魅力を感じるのが、ジャイアントパンダ。あんなにくっきり、体や顔が白黒に分かれているなんて、とってもファッショナブル。神様も粋なことをするものです。
高名な黒人解放運動指導者であり、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ。本作では彼がノーベル平和賞を受賞し、大統領に就任する以前、反政府運動を牽引するテロリストと見なされ、刑務所に囚われていた27年間にスポットが当てられている。
無知な僕は、リトアニアというと元ソ連というイメージが強く、どこか社会主義の匂いのする街を想像していた。しかし、首都のビリニュスを何日か散歩している間に、これは違うぞと思い始める。街中にはソ連の面影を残す銅像や看板の姿は残っているものの、人の考え方やカルチャーは、ソ連というよりヨーロッパに近い感覚の国なのだ。
これから数回にわたり、シネマカフェをご覧のみなさんが絶対に気に入るはず! と自信をもってオススメできる話題のドラマ「アグリー・ベティ」をご紹介していきたいと思います。日本でもいち早くNHKのBS2で放送され、現在はCS放送でのオンエアが始まり、今後はDVDのリリースも予定されている「アグリー・ベティ」ですが、まずは「話題なのは知っているけれど、実はまだ見たことがない…」という方のためにこっそりご説明しましょう。
数年前に昼ドラとして注目を浴びた「真珠夫人」の作家であり、文藝春秋社を創設した実業家であり、芥川賞や直木賞の設立者でもある菊池寛。この『丘を越えて』は、サラリーマンの誕生、地下鉄の開通、自動車や洋服の登場…といった大衆文化が開花した昭和初期を舞台に、菊池寛をとりまく人々を描いた文芸作だ。
「世界一物価が高い都市はどこだろう?」という話になると、「東京」、「パリ」と共に必ず「ロンドン」の名前もあがる。少なくとも僕が、セカイサンポで周遊している都市の中では、ロンドンのオデオンシネマが一番、映画館の入場料が高い。日曜日に一番高い指定席で観ようと思ったら、19ポンド(約3,800円)を握りしめてレスタースクエア駅までお越しください。ミュージカルなどの劇場チケットが半額で手に入るチケット屋が建ち並ぶ中を抜け、レスタースクエア広場まで来たら、「オデオン・レスター・スクエアー」のシネコンが目に入るはずです。イギリス映画、ハリウッド映画どちらも上映しております。
今回は企画責任者の立場を取るクリエイターから少し離れ、エピソード監督に目を向けてみましょう。このコラムでもたびたび登場するエピソード監督とは、各話でメガホンを取る監督たちのこと。映画と違い、TVドラマはエピソードごとに違う監督が起用されたり、何人かが交代で監督を務めるケースがほとんどです。
『ラン・ローラ・ラン』のようなポップな映画や『es』のような日本でもヒットした映画を思い浮かべたいところだが、どうしても、いまだにドイツ映画と言うと、ヒトラーの時代のユダヤ人迫害が絡んだ作品など、重い映画を思い浮かべてしまう。別にそういった映画が嫌いなわけではない。字幕のない状態で2時間、全くわからないドイツ語を聞き続ける気力と気分の問題なのだ。いまの気力では眠る確率78パーセント。いまの気分では、どちらかというとアクション映画なのである。
役者が監督業に進出するのはよくあることですが、フランス女優がアメリカで製作、脚本、監督、編集、音楽、出演までやってしまうというのは前代未聞。しかも、その作品が“ウディ・アレン作品を思わせる”と絶賛されれば、これは驚くべき偉業としか言いようがありません。それをやってのけた人、それはジュリー・デルピー。
本作の主人公チャーリー・ウィルソンとは、実在するテキサス州選出の下院議員。1980年代の米ソ冷戦期に、アフガニスタンからソ連を撤退させるきっかけを作った男だ。
髪を切る、染める。あるいはパーマをかける。スーツを脱いで、デニムに足を通す。日常的にあるこんな“変化”は、その人のイメージをガラリと変えるものですが、この時代に起きた変化の数々に比べれば、さほど大きなものではないに違いありません。日本髪をボブに切りそろえ、和服から洋装へと着替え始めた人々の、心の変化はいったいどんなものだったのでしょう。
主人公は「彼と一夜を共にすると、次に運命の相手と出会える」と評判の歯科医・チャーリー。その突拍子もないうわさのせいで、彼のもとには“次の運命の相手”を求める女性たちが一夜限りの関係をせがみに押し寄せるようになる…。
ヘルシンキの中央駅周辺に見つけたシネコンにふらりと立ち寄った。ハリウッド映画やイギリス映画の中にフィンランド製作の映画も上映している。平日は6ユーロ(約900円)の入場料だが、日曜日だったため、週末料金の10ユーロ(約1,500円)を支払い、フィンランド製作のパンクのドキュメンタリー映画を観ることにした。100名程度の客席にはスキンヘッドの男性やカラフルな頭の女性などパンク映画に相応しい姿は目につくのだが、何よりオレンジの袋を持っている客が、かなりの割合でいて、時折、その袋の中から取り出したキャンディを口の中に放り込んでいる。そういえばロビーから劇場に向かう途中、キャンディ屋があった気がする。