5日間にわたる映画祭も、いよいよクロージング。高橋はるみ北海道知事も駆けつけたセレモニーでは、応募総数256本の頂点に立つ、オフシアター・コンペティション部門グランプリが発表された。
アメリカ資本、だけどスタッフ・キャストは全員、日本人のファンタスティックなスプラッター映画といえば…? そう、話題の『片腕マシンガール』がついに、ゆうばりミッドナイトシアターでベールを脱いだ!
最愛の夫・ブライアンを事故で亡くしたオードリー。彼女は葬儀に夫の親友だったジェリーを呼ぶ。ジェリーはかつては敏腕弁護士だったが、いまは落ちぶれて、麻薬中毒で苦しんでいる。周囲の人間誰もがジェリーを見捨てる中、ブライアンだけは親身にジェリーの世話を焼いていたのだ。失意にくれ、ともすれば子供にすら八つ当たりしてしまうオードリーは、ジェリーにしばらく滞在してもらうように頼むが…。人生の喪失と再生を描いた重厚な人間ドラマ『悲しみが乾くまで』が3月29日(土)より公開となる。これに先駆けて、女優の杉田かおるを迎えたトークイベント試写会が3月25日(火)に開催された。
合唱に青春を燃やす高校生たちのドラマを爽やかに描いた『うた魂(たま)♪』が4月5日(土)より公開される。本作のプレミア試写会が3月25日(火)に開催され、上映前の舞台挨拶に主演の夏帆にガレッジセールのゴリ、薬師丸ひろ子、石黒英雄、徳永えり、亜希子、岩田さゆり、田中誠監督が登壇した。
長編監督デビュー作『木浦(モッポ)は港だ』が、本映画祭2004年ヤング・ファンタスティック・グランプリ部門でグランプリに輝いた、韓国のキム・ジフン監督。昨年、本国で740万人を動員した大ヒット作『光州5・18』を伴い、ゆうばりファンタを凱旋した。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での上映が、日本最速公開となる『ミラクル7号』。『ミラクル7号』。その監督・主演を務めるチャウ・シンチーが、夕張の子供たちを励ましたいと、この春に廃校を迎える幌南(こうなん)小学校の生徒25名を映画祭に招待した。
児童売買に、臓器密売…。人間の傲慢さと欲望によって引き起こされる“闇”を暴く、梁石日の同名長編小説を映画化した『闇の子供たち』。『顔』、『亡国のイージス』など、人間の内面を克明に描き、高い評価を受けてきた阪本順治の指揮の下、酷暑のタイで撮影が敢行された本作が完成。今夏の公開に先駆けて、3月21日(金)、完成披露試写会が開催され、多くの著名人やマスコミ関係者で満員となった客席を前に、阪本監督による舞台挨拶が行われた。
穏やかで天然、音楽をこよなく愛する。いままでにない、ピュアな心の持ち主の死神の7日間を描いた、伊坂幸太郎のベストセラーの映画化作品『Sweet Rain 死神の精度』。6年ぶりとなる金城武の日本映画主演で話題を集めてきた本作が、3月22日(土)よりついに公開。初日舞台挨拶に筧昌也監督と金城さん、小西真奈美、富司純子が登壇した。
ビル一つない田舎町を舞台に、争い合う大人たちをよそに“史上最大のいたずら”を仕掛ける子供たちの夢と冒険を描いた、行定勲の渾身の一作『遠くの空に消えた』。昨夏に公開され、多くの感動を呼んだ本作が3月7日(金)にDVDとなって登場。これを記念して3月22日(土)、行定監督とヒロインの大後寿々花によるトークショーがHMV渋谷店にて開催された。
『アフタースクール』上映会場となる、ゆうばり市民会館の敷地内に、突如現れた炊き出しブース。いったい何のサービスかと思いきや、大泉洋がプロデュースした「本日のスープカレーのスープ」の無料配布が始まった。しかも500食近く用意しているというから、さすが太っ腹!
ゆうばりファンタの今年の目玉ゲストといえばやはり、招待作品部門に出品された『アフタースクール』の主演、大泉洋だろう。地元・北海道が生んだ全国区のスターが舞台挨拶に立つ上に、作品が一般ファンにお披露目されるのは全国初とあって、多くの観客が会場を埋め尽くした。
15歳の少年ポールと14歳の少女ミシェルの甘酸っぱい恋と2人の成長を描き、“もう一つの『小さな恋のメロディ』”として36年前に日本中を席巻した青春映画『フレンズ/ポールとミシェル』。本作がこのたびDVDとして復活! これを記念して3月20日(祝・木)に、女優の松田美由紀をゲストに迎えてのトークイベントが開催された。
今年の上半期の話題作を中心にセレクトされた、ゆうばりファンタ招待作品部門。オープニングを飾ったのは、プロデューサーと監督が本映画祭の審査員をともに務めた縁から生まれた、『僕の彼女はサイボーグ』だ。3月20日夜の上映に先立ち、生みの親である山本又一朗プロデューサーに監督のクァク・ジェヨン、主演の綾瀬はるかと小出恵介が、満員の観衆を前に舞台挨拶を行った。