元銀行頭取ポウル・ラヴォンドは同僚三人に裏切られ、彼らの罪を背負って入牢17年に及んだが、同囚のマルセルと計って脱獄を企て成功した。マルセルは森の中にある彼の秘密の研究所にポウルを伴った。彼は苦心研究の結果、原子を縮小することによって人間と言わず動物と言わず、一寸法師のように小さくする方法を完成していた。彼の入獄中妻のマリタが夫の研究を続行していたが、脳髄だけはどうしても完全に出来ず、一寸法師はただ人間の意志を受けて、その命令通りに行動するのであった。
トッド・ブラウニング