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今年のおしゃれ女王は? カンヌの華麗なるドレスファッションを総決算!

ミヒャエル・ハネケ監督の『Amour』(原題)が最高賞のパルム・ドールに輝いた、第65回カンヌ国際映画祭。監督のみならず主演を務めた名優2人(ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ)も登壇してスピーチを行い、大きな感動に包まれて映画祭は閉幕した。

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「第65回カンヌ国際映画祭」ダイアン・クルーガー -(C) 2012 Getty Images & Photo -(C) Charly HEL / Pix'HEL & -(C) 2012 Venturelli
「第65回カンヌ国際映画祭」ダイアン・クルーガー -(C) 2012 Getty Images & Photo -(C) Charly HEL / Pix'HEL & -(C) 2012 Venturelli
  • 「第65回カンヌ国際映画祭」ダイアン・クルーガー -(C) 2012 Getty Images & Photo -(C) Charly HEL / Pix'HEL & -(C) 2012 Venturelli
ミヒャエル・ハネケ監督の『Amour』(原題)が最高賞のパルム・ドールに輝いた、第65回カンヌ国際映画祭。監督のみならず主演を務めた名優2人(ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ)も登壇してスピーチを行い、大きな感動に包まれて映画祭は閉幕した。

おしゃれ女王は断然、ダイアン・クルーガー!

ハリウッド・スターも大挙した映画祭では12日間の開催期間中、女優たちも連日華やかなファッションで競い合った。とりわけ、コンペティション部門で審査員を務めたダイアン・クルーガーは文句なしに今年の映画祭の“おしゃれ女王”! 公式上映、ガラ・パーティなどのイベントで、さまざまなブランドのドレスを披露した。

オープニング・セレモニーでは、「ジャンバティスタ・ヴァリ」のミントグリーンのシフォン・ドレス。ワンショルダーの肩から背中に流れる長いケープが、歩くたびに翻って美しいラインを描いていた。同日撮影の審査員の集合写真では、「ヴェルサス」のチョコレート色のセクシーなミニドレス。ほかに白いレースのドレスに紫のコサージュをあしらった「二ナリッチ」、「シャネル」、「ヴェルサーチ」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」、「バルマン」、「カルバン・クライン」などなど、どれも見事に着こなす。クロージング・セレモニーには、「ディオール」のオート・クチュールのドレスで登場。大きくふくらんだスカートで、フォトコールでは隣りのアレクサンダー・ペイン監督と距離が生じてしまうほどだった。

2月のオスカー授賞式の刺繍ドレスが注目を浴びたジェシカ・チャステインは、オープニング・セレモニーに胸のカットが独創的な白のドレスで登場。ブランドはオスカー授賞式と同じく「アレキサンダー・マックイーン」だ。ヌードカラーとゴールドのコンビネーションが色白の肌に馴染む「グッチ・プレミア」のドレス、「ジョルジオ・アルマーニ」や「カルバン・クライン」など、カジュアル、セクシーと様々な要素を使い分けていた。

現在妊娠中のリース・ウィザースプーンは、マシュー・マコノヒーと共演の『Mud』(原題)の公式上映に登場。エンパイア・スタイルの「アトリエ・ヴェルサーチ」のロイヤル・ブルーのドレスとハイヒールで体型をカバーした。

赤のドレスで魅せた女優たち

主演作『The Paperboy』(原題)公式上映時のニコール・キッドマンは「ランヴァン」のワンショルダーのドレス。落ち着いた赤で大人の女性らしい魅力を引き立てる。フォトコール時に着用の「アントニオ・ベラルディ」のドレスは燃えるような赤だった。オープニング・セレモニーで司会を務めたベレニス・ベジョの「ルイ・ヴィトン」のドレスも深紅。クリステン・スチュワートも「リーム・アクラ」の鮮やかな赤のドレスでレッド・カーペットに立った。

クリステンが『On The Road』(原題)公式上映時に着た「バレンシアガ」のニコラ・ゲスキエールによる総刺繍のロングドレスは大胆なスリットが入ったセクシーなデザイン。「レベッカ・ミンコフ」のブレザーにバレンシアガの派手なプリントのパンツを合わせるなど、個性的なファッション・センスも発揮した。

今年流行のネオンカラーの着こなしも

リゾートという立地に映えるネオンカラーもキルスティン・ダンストを始め、多くの女優たちが好んで着ていた。ミア・ワシコウスカの「プラダ」のワンピースも愛らしい彼女の雰囲気にぴったり。「シャネル」、「エミリオ・プッチ」、「エリ・サーブ」なども人気が高かった。

広告モデルを務める「ディオール」のドレスで決めたマリオン・コティヤールは公式上映時にはダーク・ネイビーと黒のロングドレスでクラシックなスタイル、日中のフォトコールではヌードカラーのワンピースと、TPOに合わせて変身してみせた。

イベントの多い映画祭では、一人一人が数パターンのコーディネートを披露するのが楽しい。それにしても毎日、場合によっては1日のうちに何度もお色直しをしながら、ハズレはほとんどなしだったダイアンはお見事。出品作の審査にドレス選びに、と超多忙な12日間だったことだろう。



特集:第65回カンヌ国際映画祭

http://blog.cinemacafe.net/special/120510/


© 2012 Getty Images
Photo © Charly HEL / Pix'HEL
© 2012 Venturelli
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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