【カンヌレポートvol.19】正装義務付け! 公式上映にまつわる悲喜こもごも

今年のカンヌこぼれ話、その3。

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「ムービープラス」のカンヌ・レポーター“ウオ子ちゃん”もレッドカーペットに登場! photo:Ayako Ishizu
  • 「ムービープラス」のカンヌ・レポーター“ウオ子ちゃん”もレッドカーペットに登場! photo:Ayako Ishizu
今年のカンヌこぼれ話、その3。

私たちプレス(報道陣)は、公式上映に先立つプレス試写で映画を観るのが基本。だからレッドカーペットを歩いて、セレブと共にソワレ(夜の公式上映)を観ることはあまりないのだが、たまに映画祭事務局や映画会社からソワレのチケットがもらえることも。そのときだけはドレスアップして参加するわけ。というか、ソワレは正装を義務付けられているので、レッドカーペット脇に並ぶカメラマンもタキシード姿だし(女性カメラマンはさすがにロングドレスでは動けないので、スーツかワンピース)、女性陣もそれなりの服装をしないと中に入れてもらえないのだ。

今年、私が幸運にもチケットをゲットできたのは、24日の『The Good, The Bad, The Weird』(原題)と25日の閉会式。事務局の人の「何度も申請するとチャンスが下がるわよ」という助言で決め打ちしたおかげで、感激で涙ぐむイ・ビョンホンをこの目で見ることが出来たわけ。

写真は閉会式のレッドカーペットを歩く、映画専門チャンネル「ムービープラス」のカンヌ・レポーター“ウオ子ちゃん”。彼女も普段よりお洒落しているのがわかるかな? この後、私とウオ子ちゃんは生で、ベニチオ・デル・トロが大喝采を浴びた男優賞や、ロバート・デ・ニーロによるパルムドールの発表を見たのでした。しかし、この写真を撮ろうとしていたところ「それってあなたのバッグ?」と聞いてきた女性が。おいおい。

面白かったのが、今年初めてカンヌに参加した新聞記者Kさん。『CHE (原題)』のプレス試写に行こうとすると、「僕、チケットもらえたんですよ」と取り出した。なんとそれはソワレのチケット。それを彼はプレス試写に並ばずに入れる招待券だと思い込んでいたのだ。

実は『CHE (原題)』は長時間上映のため、ソワレとプレス試写がまったく同じ時間に隣同士の会場で行われており、気づけば上映15分前。だけどKさんはジーンズ姿。これじゃあ、絶対に入れてもらえない! 特に男性の服装規定は厳密なので、「早く着替えてきて!」とビックリしている彼を追い立てた。ホテルで黒スーツに着替えたKさんは、遅刻したもののなんとか会場に入れたそう。この『CHE (原題)』のレッドカーペットには、マドンナが登場したりと大変な盛り上がりだったから、間にあって良かった、良かった。

(text/photo:Ayako Ishizu)

カンヌ国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2008/
《text:cinemacafe.net》

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