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【カンヌレポートvol.16】スタンディングオベーションにイ・ビョンホン涙! 

今年のカンヌはイケメン度だけじゃなく、映画全体のレベルもいまひとつだったのが正直なところ。だが映画祭終盤に登場した『The Good, The Bad, The Weird』(いい奴、悪い奴、変な奴/原題)は痛快な、いわばプロの映画だったので、つまらない映画に疲弊していたプレスたちから大きな拍手が巻き起こった。

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『The Good, The Bad, The Weird』公式上映。上映後10分近いスタンディング・オベーションが起こった。 photo:Ayako Ishizu
『The Good, The Bad, The Weird』公式上映。上映後10分近いスタンディング・オベーションが起こった。 photo:Ayako Ishizu
  • 『The Good, The Bad, The Weird』公式上映。上映後10分近いスタンディング・オベーションが起こった。 photo:Ayako Ishizu
今年のカンヌはイケメン度だけじゃなく、映画全体のレベルもいまひとつだったのが正直なところ。だが映画祭終盤に登場した『The Good, The Bad, The Weird』(いい奴、悪い奴、変な奴/原題)は痛快な、いわばプロの映画だったので、つまらない映画に疲弊していたプレスたちから大きな拍手が巻き起こった。

公式会見では「実際には誰がいい奴? 悪い奴?」と聞かれたビョンホンは、「みんなそれぞれそういう面を持っていると思う。でも、監督が一番悪い奴だよね」と笑わせた。私も手を挙げてキャスト全員に「影響を受けたウエスタン映画を教えてほしい」と聞いたところ、ソン・ガンホが私の方を見て何か言ったら、韓国人プレスがドッと沸いた。キョトンとしてしまった私だが、英語の通訳を聞いたところでやっと納得。「質問してくれてどうもありがとう。今日はこのまま一言も話さないでこの場を去るかと思ったよ」と言ったのだった!

ちなみに、ソン・ガンホは子供の頃からウエスタン・ファンで、マカロニ・ウエスタンが大好きとのこと。イ・ビョンホンは「特に『明日に向って撃て!』『シェーン』が記憶に残っている。ただ、『続・夕陽のガンマン』は、影響を受けるといけないので、撮影前に観たりはしなかった」、そしてチョン・ウソンは「クリント・イーストウッドの映画が大好き」というお答え。実際、ウソンは劇中、イーストウッドばりの馬上での素晴らしい銃裁きを見せている。

夜、メイン会場のルミエール劇場で行われたソワレ(公式上映)でも、観客たちから上映後10分近いスタンディングオベーションを受け、みんな大感激。実は私もチケットをゲットして後方から観ていたのだが、ビョンホンは感激のあまり涙ぐんでいるほどだった。背の高いウソンは、私と友人の編集者Oさんを見つけて手を振ってくれる余裕が少し残ってたけど。それにしても、この映画の日本公開がまだ決まってないなんて。どこか買ってね、お願いします!

(text/photo:Ayako Ishizu)

カンヌ国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2008/
《シネマカフェ編集部》

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