【カンヌ現地レポ 09】ヒース遺作に喝采! 監督「ヒースはこの映画の共同監督」

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『Dr.パルナッサスのイマジナリウム』記者会見に出席したテリー・ギリアム監督とヴァーン・トロイヤー photo:Ayako Ishizu
  • 『Dr.パルナッサスのイマジナリウム』記者会見に出席したテリー・ギリアム監督とヴァーン・トロイヤー photo:Ayako Ishizu
昨年1月、ヒース・レジャーが撮影中に急逝し、彼の遺作となったテリー・ギリアム監督作「Dr.パルナッサスのイマジナリウム」(原題)が22日、カンヌでそのベールを脱いだ。

映画は現代のロンドンを舞台にした、壮大かつコミカルなファンタジー。ヒースが演じるのは、魔術師ドクター・パルナッサス(クリストファー・プラマー)の劇団に命を救われた謎の男・トニー。ヒースの死後、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人がトニー役を引き継いで完成させた。

公式会見にはテリー・ギリアム、ヒロインを演じたスーパーモデルのリリー・コール、ミニ・ミー(『オースティン・パワーズ』シリーズ)ことヴァーン・トロイヤーらが出席。映画には「ヒース・レジャーとその仲間による作品」という一文が出るが、ギリアムは「ヒースの死は非常に辛かった。だが、彼の不在を埋めるためにどうすべきか、ものすごく考え、そのおかげで映画が前進出来た部分も大きい。だからヒースは、この映画の共同監督なんだ」と語った。また「現場でのヒースは、とにかく明るく元気だった。エネルギーがあり過ぎて、時にこっちが疲れちゃうくらいだったんだ(笑)。生命力とアイディアにあふれ、本当に才能豊かだった」と思い出をふり返った。

トニーはマジック・ミラーを使い、幻想と現実を行き来するという設定。そのため、ヒースの顔がジョニーらに変わっても違和感がない。これについてギリアムは「セリフもストーリーも何一つ変えていない。これこそ、ヒースが観たかった映画なんだ」と語った。悲劇を乗り越え、想像力に満ちた素晴らしい世界を作りあげたギリアムに、惜しみない拍手が贈られた。

第62回カンヌ国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2009/news.html

《photo / text:Ayako Ishizu》

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