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『おくりびと』グランプリ受賞で本木雅弘を父・内田裕也がロックな感じで祝福!

遺体を棺に納める“納棺師”という職業に就いた主人公とその周囲の人々のドラマを描いた『おくりびと』。先日まで開催されていた第32回モントリオール世界映画祭において、本作がグランプリを受賞したという嬉しいニュースが飛び込んできたが、これを受けて9月3日(水)に受賞報告会見が急遽開催された。主演の本木雅弘と脚本を担当した小山薫堂が出席し、受賞の喜びを語った。

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トロフィーを手に笑顔の本木さんと脚本の小山薫堂さん。
トロフィーを手に笑顔の本木さんと脚本の小山薫堂さん。
  • トロフィーを手に笑顔の本木さんと脚本の小山薫堂さん。
  • ドラマの撮影の合間を縫って会見に出席した本木さん。
  • 脚本を担当した小山薫堂さん。
遺体を棺に納める“納棺師”という職業に就いた主人公とその周囲の人々のドラマを描いた『おくりびと』。先日まで開催されていた第32回モントリオール世界映画祭において、本作がグランプリを受賞したという嬉しいニュースが飛び込んできたが、これを受けて9月3日(水)に受賞報告会見が急遽開催された。主演の本木雅弘と脚本を担当した小山薫堂が出席し、受賞の喜びを語った。

本木さんは「まずは評価してくださった映画祭の審査員の方々に感謝の意を伝えたい。そして、滝田監督の弾んだ声が聞けたことが何よりです。いまだに若干、他人事のような感じがするのですが、驚きながらも喜んでいます」と語った。さらに、この映画を企画し、昨年亡くなられた、本木さんの元マネージャーで事務所の社長でもあった故・小口健二氏の存在に触れ「ここに来る前に、小口さんの墓前に報告に行きました。最高の報告が出来て嬉しく思います」と笑顔を見せた。日本の死生観を描いた本作が評価された理由について、本木さんは「障子越しに明かりを灯し、死者を生きている人間と同じように扱うというのは、確かに日本独特の死生観と言えるかもしれません。ただ、作品全体を通して描かれている別れを慈しむ人々の姿は、いま普通に生きていることの尊さを教えてくれます。この“命をつなぐ”という営みが、世界共通のものとして伝わったのではないでしょうか」と語った。

受賞の知らせを受けて様々な方から祝福のメッセージが届いたというが、中でも本木さんは義父の“ロッカー”内田裕也さんと義母・樹木希林さんの言葉を紹介。「内田さんからはFAXが届き、『本木、おめでとう。おれはトロントを狙う』といつものようにカタカナで書いてありました。樹木さんは『とにかく、何でも一つ、二つ付くといいわねー』とおっしゃってました(笑)」。

脚本を手がけた小山さんは「大切に育て上げた娘を滝田監督に嫁がせたら、“篤姫”になって戻ってきたような気分です(笑)」とユーモアたっぷりに受賞の喜びを語った。さらに「納棺師の物語を通して、そこにまつわる愛や、男が持っている仕事に対する誇りを描きたかったんです。この映画を観ていたら、福田さんは総理をあんな簡単に辞めなかったのではないかと思います。ぜひ、政治家のみなさんにこの作品を観ていただいて、男が働くということの意味を伝えたいです」と強い口調で語った。

また、秋田で次回作を撮影中の滝田洋二郎監督、ドラマの収録のために会見に出席できなかった広末涼子さんからはビデオメッセージが到着。共に受賞を喜び、スタッフ陣、キャスト陣に向けての感謝・称賛の言葉を口にした。

記念撮影では、本木さんが受賞のトロフィーを手に、北京五輪の金メダリスト・北島康介を真似て「言葉になんねぇ…」とおどける場面も。

『おくりびと』は9月13日(土)より丸の内プラゼ−ルほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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