【TIFFレポート11】政治的に問題アリ? 『がんばればいいこともある』

娘の結婚式当日に信じられないようなトラブルが一家を襲う。そんな困難に立ち向かう肝っ玉母さんの奮闘を描いた『がんばればいいこともある』。10月19日(日)、コンペティション部門に出品されている本作のティーチインが行われ、主演のフェリシテ・ウワシーが出席した。

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『がんばればいいこともある』主演のフェリシテ・ウワシー。
  • 『がんばればいいこともある』主演のフェリシテ・ウワシー。
娘の結婚式当日に信じられないようなトラブルが一家を襲う。そんな困難に立ち向かう肝っ玉母さんの奮闘を描いた『がんばればいいこともある』。10月19日(日)、コンペティション部門に出品されている本作のティーチインが行われ、主演のフェリシテ・ウワシーが出席した。

フェリシテが会場に姿を現すと、作品を鑑賞したばかりの観客席からは称賛の拍手が惜しみなく贈られた。本作に出演することになったきっかけをフェリシテはこう語る。「ある舞台に出演していたのですが、それをフランソワ・デュペイロン監督が見て、『今度新しい映画を作るんだけど』と言って脚本を送ってきたんです。読んだらおかしくてゲラゲラ笑ってしまい、夜中の2時に監督に電話してこう聞いたんです。『“ポリティカル・インコレクト(政治的に正しくない)”作品だけど本当に撮るの?』って。そしたら『もちろんやるよ!』という答えが返ってきたのですぐに出演を決めました」。

ソニアという役柄については「彼女はいつも希望を持っており、あきらめずにひとつずつ問題を解決していきます。私とすごく似ていて、私も問題の解決方法は必ず存在すると信じているタイプの人間です」と語った。

本作のフランス語の原題の意味は「天は自ら助くる者を助く」。フェリシテは「実はこのタイトルを聞いたとき、以前ロマン・ポランスキーが教えてくれたジョークを思い出しました。モシェという男が毎日、毎日神様に『神様お願いです。どうか宝くじを当ててください』と祈るんです。するとある日、神様がモシェの前に姿を現します。神様は彼に『モシェよ、お願いだ。私を助けておくれ。一度でいいからどうか宝くじを買っておくれ』と言うんです(笑)。監督はこの作品で、何かするには意志と努力が必要だということを描いているのだと思います」と作品に込められた思いについて語った。

日本の観客を前に「日本を訪れるのは初めてですが、みなさんが親切にしてくださり感動しています。そして、こうして会場が多くの観客で埋め尽くされていることが女優として何よりの喜びです」と満面の笑みで語ったフェリシテに、客席からは大きな拍手が贈られた。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《text:cinemacafe.net》

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